ものみの塔内部に見られる児童性的虐待
の実態

2005年2月に行われた「カルト救出セミナー」における元JWウイリアム・ボーエン氏による証言

  エホバの証人の間に蔓延する児童性的虐待の問題は、米NBC放送のドキュメンタリーで取り上
げられるほど深刻化しています(2002年5月28日)。
  ブルックリン本部の秘書は、児童性的虐待者が組織内に2万人いると証言し、日本でも被害の
報告が数件ありますが、まだ氷山の一角に過ぎません。
 講師のウィリアム・ボーエン氏は2世信者として5歳から伝道活動に参加、43年間活発な信者で
あり、1985〜2000年は長老として奉仕した。組織内で重責を担い、ものみの塔協会の管理運営
に携わり、広範囲にわたって貢献してきました。2000年に、児童性的虐待者に対応する中で、組
織本部の方針自体に致命的欠陥があることに気付き、内部改革を試みる。が、甲斐なく、外部に公
にする決心をする。2001年、ボーエン氏の証言は米・AP通信の報道を皮切りに、各新聞のトップ
ニュースとして取り上げられました。
 その後CNN、NBC、CBS、ABC、FOXなど多数のテレビ番組にも出演。(NBCドキュメンタリ
ー番組『Dateline』はじめ、8カ国で19もの番組で証言、世界50カ国で放映されている。)
 2001年春以降は数百人もの「エホバの証人」信者より相談を受け、ボーエン氏は被害者救済の
ための非営利団体として「サイレント・ラムズ」を発足、情報提供の場としてウェブサイトを設
立(WWW.silentlambs.org)。
ボーエン氏の一連の活動を通し、「組織内部における児童虐待を警察に通報しない」というものみ
の塔協会方針の法的問題が注目されるに至りました。
現在、ものみの塔本部に対し、70ほどの民事訴訟が展開されています。

「真の組織」「唯一まことの神の組織」「愛ある組織」・・・と自らを表現しておきながら、一人
一人の信者の全人生を賭けさせ多大の犠牲を払わせるわりには、ものみの塔組織の実態は「ただの
人間の組織」以下のものであったことはそれだけ罪深いものと言えるでしょう。

今回はこのセミナーに参加された方が当サイトの掲示板にどんな内容が話されていたのかを報告し
てくださっていましたが、その方の好意によりここに一つのコーナーを設置して、いつでも誰もが
真実を知ることができるように情報提供いたします。

なお、このコーナー全般に関するあらゆる責任は当然のことながら情報提供者にあるのではなく、
当サイトの管理人である私諸星にあることを申し添えておきます。


べテル正門にはさんでこられた文書

  今日の記者会見にご参加くださり、心から感謝申し上げます。私たちは今日、性的虐待を受けた子供たちの代弁をしています。彼らは今まで、沈黙させられてきましたが、彼らに代わって、その声なき声をお届けしたいのです。私たちは彼らのことを、「サイレント・ラムズ」と呼んでいます。私の後ろに、ものみの塔聖書冊子協会の日本支部がそびえ立っています。この組織は11人の男性からなるグループによって支配されており、彼らは世界中の600万人のエホバの証人に対する立法権、行政権、司法権を独占しています。「統治体」とも呼ばれていますが、性的虐待を容認する不条理な方針に固執しているために、子供たちに多大な被害を与えています。私たちは今日、日本支部の責任者と会談し、日本中の王国会館に1枚のチラシを郵送し、掲示板に張るよう要請するつもりです。そのチラシとは、子供を守るために、虐待があった場合にすぐに警察に通報するように促す内容になっています。現在の組織の方針では、そのような資格もないのに、会衆の長老が性的虐待を取り調べることになっています。これは、何としてでも、止めさせなければならないことです。
 
  私はまた、長年、組織のために忠実に働いてきたエホバの証人の代表として、皆さんの前に立っています。私は、子供のためのメッセージを、組織に届けたいのです。ここ3年の間に、12カ国の支部や王国会館に、子羊の縫いぐるみを1000個、届けてきました。この縫いぐるみは、組織の方針によって沈黙させられた子供たちのことを思い出させてくれるものです。資格のない人間に、児童に対する虐待の取調べをさせるなどというのは、間違った方針です。20年間、児童虐待の犯罪を繰り返しているような人間を赦し、再び、長老に任命する方針も、間違っています。児童虐待の犯歴のある人間に個別訪問による布教活動をさせることも、間違った方針です。5年前から、何千人もの被害者が改善を求めて来たのに、統治体が彼らの声を無視して来たのも、間違った方針です。

  統治体の横柄な態度を止めていただきたい。方針を変え、被害者に謝罪をしていただきたい。指導的立場にある世界中のエホバの証人によって性的虐待を受けた子供たちは、その同じ人間によって、今や、沈黙させられようとしています。指導者たちは、「謙遜になりなさい」と教えておきながら、横柄な態度を崩さず、組織の最も弱いメンバーたちを苦しめているのです。児童虐待に反対するすべての方々に、この運動に参加してくださるように、お招きします。子供のために組織の間違った方針の改善を訴えていきましょう。また、被害者の方々にも、お願いします。ずっと、沈黙させられた子羊のままでいるのではなく、あなたの声を聞かせてください。



このチラシを王国会館の掲示板に張るよう要請

世界中のエホバの証人へ

 あなたのお子さんは、肉体的、あるいは性的な虐待を受けていませんか。もし、虐待を受けておられるのであれば、すぐ警察に通報してください。専門家の介入によってお子さんの精神的、肉体的な健康を守ることができます。
 2002年5月24日付の会衆宛の手紙には、こうあります。
「いかなる場合にも、被害者がそうしようと思えば、警察に通報する権利があることを、長老は知っておくべきです。−ガラテア6:15。」
 あなたのお子さんを守る権利を尊重して、児童虐待に関する独自の調査をしないように、長老に訴えてください。あなたのお子さんのことを心から心配する人々に助けを求めてください。

www.silentlambs.org



セミナーのショッキングな内容@

ボーエン氏が相談を受けたJW性的虐待被害者の話

23歳姉妹は20いくつもの人格を持つ多重人格の女性。
なぜ多重人格となってしまったのか?

彼女は長老の言うことにノーと言えない性格だった。
長老からの性的虐待を受けていた。
嫌なことがあるたびに誰にも相談できず別の人格を作った。

この姉妹に性的虐待をした長老は巡回監督のホスト役となっている。

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JW組織において実際に児童虐待をしているということがあるのでしょうか。

ボーエン氏は6000人から連絡を受けコンタクトをとっている。

レビ20:4,5
4 そして,彼が自分の子をモレクにささげているのに,その地の民がこれを死に処さず,彼からあえて目をそらしているようなことがあるなら,5 その時わたしは自分の顔を必ず彼とその家族とに敵して向け,彼を,またモレクと不倫な交わりを持って彼と共に不倫な交わりを行なったすべての者を民の中からまさに断つであろう。

子供たちが苦しめられている時に何もしなければ厳しい処罰を受けることになっていました。

ボーエン氏は子供を守るために自分の生涯を捧げるつもりで運動している。

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JW6世の女性の話
この方は親戚1000人が組織で高い地位にある。しかし、歴史の中には恥べきことがありました。ひいおじいさんに性的虐待を受けました。何年もの間苦しんで人に訴えようと思った。

JWであれば、この場合長老に相談することだけです。

何年も続いている性的虐待の話を長老に話す。
90歳になるJWのひいおじいさんからこれまで何人もの人が性的虐待を受け訴えてきた。
長老たちはどのように対応したでしょうか?
警察に通報したでしょうか?
適切な支援をしてくれたでしょうか?

長老たちの対応はあまりにもひどいものでした。

長老たちは「目撃者はいますか?」被害を受けたと訴える人に言います。
被害者は「目撃した人はありません。」と言いました。

そこで長老たちはこう言った。
『「マタイ18:16 しかし,もし彼が聴かないなら,あなたと一緒にあと一人か二人を連れて行きなさい。一切のことが二人または三人の証人の口によって確証されるためです。」
 現場を目撃している人が二人いないので、何か措置をとることはできません。
どちらの言い分が正しいのかわかりません。ですから、ひいおじいさんの言い分を正しいとみなします。
 誰かに話すなら中傷することになり、排斥になります。』

結局、勇気を持って打ち明けたことが、長老たちから尋問を受けることになる。
長老たちはそのことを調べるために審理委員会を開いたことから、彼女の話を信じたことがわかる。

結果、彼女は叱責されてしまった。
そして罪を犯したと会衆の前で知らされ、罰せられ、見せしめになった。
彼女自身が懲らしめられることになった。

このひいおじいさんが何人に性的虐待を行ったのかは定かではない。
家族の推測で50人くらいは犠牲になったのではと思われる。

このひいおじいさんの葬式の時、300人が訪れ「りっぱな人」とされた。

このひいおじいさんの事は警察に言うことなく、彼女は沈黙させられた子羊のように恐怖の中で生きている。
まだこの被害者の女性は組織の中にいまだとどまっているが、不活発になっている。
その女性には子供がいて子供をJWの組織に接触させたくない。一切組織の人間とかかわらないほうがいいと考えている。

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★ものみの塔の方針によって虐待、苦しめられている人はたくさんいます。

★長老に罪を認められる人には二人以上の証人が必要です。

★JWの長老たちは児童に対する虐待は罪としてみる(犯罪としてみるのではなく)、組織内で対処すればよい。ここに問題がある。



セミナーのショッキングな内容A-1

  統治体成員6人
  この4年間に統治体のメンバー6人から性的虐待を受けたと(ボーエン氏のところに)報告がありました。
たとえ、統治体の成員一人だけ性的虐待する人がいるだけでも考えられないことですが、6人もいます。

  ある姉妹(名前は公表していました。)は統治体・セオドア・ジャ○ズに性的虐待をされた証言をアメリカのべテル本部に送りました。(つづく)

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<以下、統治体についての参考資料>

エホバの証人の統治体

1992年1月
ケアリー・W・バーバー
ジョン・E・バー
W・ロイド・バリー
ジョン・C・ブース
フレデリック・W・フランズ
ジョージ・D・ギャンギャス
ミルトン・G・ヘンシェル
セオドア・ジャラズ
カール・F・クライン
アルバート・D・シュローダー
ライマン・A・スウィングル
ダニエル・シドリック


特別な発表(塔01.1.15P31)

  ペンシルバニア州のものみの塔聖書冊子協会の年次総会は2000年10月7日に開かれましたが,その結びに,司会者である統治体のジョン・E・バーが特別な発表を行ないました。その発表は,同じ日にセオドア・ジャラズとダニエル・シドリックがすでに行なった講話に基づくものでした。―この雑誌の12‐16ページ,および28‐31ページをご覧ください。

  バー兄弟は非常に重要な点に触れて,こう述べました。「『忠実で思慮深い奴隷』とその統治体は,法人に付与されているものよりも高度で,はるかに包括的な関心事をゆだねられてきました。そうした法人組織の定款には,それぞれの法人の限定された業務範囲が明示されています。しかし,わたしたちの主イエス・キリストは,忠実な奴隷級を任命し,ご自分のすべての『持ち物』,つまりこの地上における王国の関心事すべてをつかさどらせてこられたのです」。―マタイ 24:45‐47。

  ペンシルバニア法人に関して,バー兄弟はこう付け加えました。「ペンシルバニア州のものみの塔聖書冊子協会は,1884年の法人設立以来,現代のエホバの証人の歴史において重要な役割を果たしてきました。とはいえ,この法人は,『忠実で思慮深い奴隷』が必要に応じて用いる法律上の器にすぎません」。

  シドリック兄弟とジャラズ兄弟がそれぞれの講話の中で説明したとおり,主の地上の持ち物すべてが「忠実で思慮深い奴隷」にゆだねられてはいますが,その奴隷級が,「ほかの羊」に属する資格ある男子に,ある種の日常的な管理責任を担わせることができないわけではありません。(ヨハネ 10:16)また,エホバの証人の用いる法人組織の理事全員あるいは一部が油そそがれたクリスチャンでなければならない,という聖書的な理由もありません。

  バー兄弟は聴衆に,エホバの証人の統治体の成員で理事や役員として奉仕してきた幾人かの人が,最近,「忠実で思慮深い奴隷」が米国で用いるすべての法人の理事会から辞任した,ということを知らせました。後任には,ほかの羊級に属する信頼できる兄弟たちが選ばれました。

  統治体のこの決定は,まさしく益をもたらします。こうすることによって統治体の成員は,霊的な食物を準備したり,世界的な兄弟関係の霊的な必要を他の面で顧みたりすることに,もっと多くの時間を費やせるのです。

  結びに司会者は,喜びに満ちた聴衆に向かってこう語りました。「様々な法律上および管理上の職務が,経験を積んだ監督たちに割り当てられてきましたが,……その監督たちは皆……統治体の霊的な指導のもとで奉仕しています。わたしたちすべては,ご意志を行なうわたしたちの一致した努力の上に神の祝福があり,偉大なみ名の誉れまた栄光となるよう,エホバに祈り求めます」。



セミナーのショッキングな内容A-2

 統治体・セオドア・ジャ○ズに性的虐待をされた
ある姉妹(名前は公表していました。)は統治体・セオドア・ジャ○ズに性的虐待をされた証言をアメリカのべテル本部に送りました。

その時、地域監督や巡回監督が出てきて、「話しがしたい」と言ってきた。

「あなたがこれ以上セオドア・ジャ〇ズに悪いことを言うなら・・・訴えますよ」

  彼女は非常に怖くなりました。彼女はサイレント・ラムズに公衆トイレの中から電話してきました。なぜなら盗聴されるのを怖れたからです。

  それでも彼女は(サイレント・ラムズの運動をし)みんなの前に立つ時、偽名を使っていました。
少しずつ成長して、アメリカ本部の前で証言できるようになりました。

  アメリカ本部に2万3000人余のJW児童性的虐待被害者の記録がありますが何もしないのです。
統治体はすべてのことを知っていますが、子供を守ることはしないのです。
統治体の人間は本当に卑怯な人間です。



セミナーのショッキングな内容A-3

 統治体は児童性的虐待について調査していた
1991年目ざめよに載せられた※記事について多くの人が執筆委員に手紙を送り「やっとこの問題について取り扱ってくれた。」

そこで(この機会に本部に)調査するチームができた。この調査はロイドバリーの元でされた。

手紙を出した人とのインタビューあるいは精神クリニックの調査によると驚くものだった。

(調査された)50ページのもの報告書が統治体に送られた。
その報告書は3つの改善点が訴えられていた。

@虐待があった場合、すぐ警察に知らせるべき。
A児童に虐待をした人間に権威を与えない。
B児童に性的虐待をした(経歴のある)人に野外奉仕をさせない。

(ボーエン氏はそのチームのメンバーの一人と親しくしているので報告書を読ませていただいた。)

統治体はその報告書をすぐ処分しました。



セミナーのショッキングな内容B

マイケルジャクソン
 1985年、スリラーのビデオについて(協会に)謝罪しています。
それからバッドのビデオを作ったので、審理委員会に呼ばれました。
1987年、自ら離れました。
そこで果たして、今現在JWなのかという問題があります。
昨年マイケルジャクソンが児童虐待の問題が挙がったとき、14万4000人で正規開拓者である弁護士が2002年、TVガイドの中で「マイケルジャクソンはJWです。」と認めました。
彼がJWでないと組織も家族も言いません。
マイケルジャクソンから(組織は)おそらく多額の資金をいただいている(と思われます。)
マイケルの母と姉さんもJWでマイケルを弁護している。

 マイケルジャクソンの隠された子供時代
マイケルジャクソンは忠実なJWになろうとしてましたが、生き方は矛盾していました。結局芸能界の中で二重生活を行いました。
JWで抑え付けられ、芸能界で何でもできてしまったのです。
私(ボーエン氏)の知り合いが相談窓口を開いている。
マイケルジャクソンの寮母さんの話によると、マイケルジャクソンも性的虐待を受けている。
 マイケルジャクソンが性的虐待を受けていてそのことをまったく警察に届けていなかったとします。そうすると、マイケルジャクソンも他の人(も)同じように自分の中で抑え付けそのことについて罰せられないということになります。
彼の生き方を見ればわかるのではないでしょうか。
彼は子供のころ性的虐待を受けたその子供に戻っているのです。
彼は外見を気にします。
彼は大人と会話できなくて、いつも子供と話しをしています。
もし、マイケルジャクソンが適切なカウンセリングを受けていれば、あのようになっていなかったでしょう。
マイケルジャクソンも被害者の一人であるということです。
番組の中でもありましたが、子供のころのことが影響しているのは間違いありません。
私たちは根拠のない話しをしているのではなく、どのような悪影響があったのか話しているだけです。
子供に性的虐待をする人間は自分でも子供のころに性的虐待を受けています。
とにかく子供を守るために情報を知り、それを伝えていかなくてはなりません。
マイケルジャクソンが実際に子供に虐待をしたのかは裁判に任せるとして。



セミナーのショッキングな内容C

ウイリアム・ボーエン氏セミナーの最初の話
ケンタッキー州在住
43年間JW活動、そのうち20年は長老。
1977〜1979年本部べテル奉仕
6年間正規開拓。

JWとしての豊富な経験を持っています。
友人40人程とどまっている。

私がこれから児童虐待について話しますがどのような立場から話すのか。
今日、このセミナーで考え方が変わります。
今日の話しで笑う人、怒る人、ほっとする人などおられるでしょう。
しかし、なによりも希望を持たれることです。
問題が解決されるのではないかという希望です。この運動に参加するように。
100年前から(存在する)虐待を変えるという運動です。
これからお話することは一つの物語をお話しします。
ドラマにハッピーエンドとなるように。

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私(ボーエン氏)が長老だったころ、10ヶ月間、彼(性的虐待で訴えられている兄弟)のために動きました。
私がそのような調査をしている間に彼は別の女性に手を出しました。
私は(このことで)8回も法律部門に電話をかけました。
すると法律部門から
「彼が実際にそうしたのか、聞いてください。あとはエホバの手にゆだねなさい。」

今私(ボーエン氏)がこう(皆さんの前で)話しているのはエホバにゆだねなかったからです。

その時から、サイレントラムズの活動が始まりました。
法律部門から「エホバの手にゆだねなさい。」と言われた時から、即長老を辞任しました。
その(後)3週間で辞任が認められました。
3日のうちに世界中の17人の人からメールが届き、「私も性的虐待を受けています。」
という内容でした。

いつもこのような縫いぐるみ(羊の縫いぐるみ)を話す時に持っています。
自分の苦しみを訴えることができない人を掌握しているという意味です。
また、公に証言している人は自分の人生を取り戻しています。



セミナーのショッキングな内容D

組織による支配−その結論
この問題(児童性的虐待)の根本的なところは組織による支配です。
ものみの塔は他の教団より倫理的に非常に高い基準のイメージ(を持っています。)
一番は罪を隠すことによってイメージを崩さないようにしています。
被害を受けている子供よりもイメージを守ることが重要なのです。

例1.(ある長老は会衆の中に何人か殺したという人の告白を受けました。)

告白された長老は本部に問合わせたところ、(本部から返事がきました。)

「12月17日付の手紙を受け取りました。過去に犯罪を犯した人の質問(ですが、)
あなたの手紙によるとバプテスマの前に人を殺したということ。あなた(の地域)のフロリダ警察は何も知らない。警察に知らせる義務はありません。あなたの持っている情報は人間のプライバシーによるもので、守秘義務である。彼自身が自分の良心に従って決めることです。彼には特権を与えることはできないでしょう。マリファナを吸っているところを目撃したことがあるとのことでしたね。あなたが気にしているのはこのマリファナのことがあるからでしょう。今、本当にマリファナを吸っているのかどうか、確認する必要があります。」

この手紙はいったい何を意味しているのでしょうか?
組織のイメージを保つためには殺人者のことを隠すことが大事(ということです。)

例2.ダニエル・ヒッツウォーター兄弟に性的虐待を受けたという女の子が17人います。
このことが書かれた報告書を巡回監督が手に持っていました。
このダニエル・ヒッツウォーター兄弟はまったく懲戒されていません。
この17人の女の子は5,6,7才(くらいの年令)なので証言が認められないからです。
ものみの塔協会はいつも「二人の証人がいて、適性に判断致します。」
結局、ダニエル・ヒッツウォーターは刑務所に入りました。
しかし、組織からは何も処罰されていない(のです。)
それは世界のどこでも長老になれるということです。
この問題は会衆にダメージを与えています。
少なくとも12人の伝道者と不活発な伝道者が訴えています。
しかし、ダニエル・ヒッツウォーターが(訴えを)認めません。
この問題を私たち(サイレントラムズ)はあきらめません。
その後、(ダニエル・ヒッツウォーターの)息子さんが組織に手紙を書きました。
「妹も性的虐待を受けている。」
組織の反応はどうだったでしょうか?

(話しの)最後には息子さんに「不完全な人間なので・・・エホバが見ておられるということで平安を得ましょう。人間の目をごまかすことができても決してエホバの目をごまかすことはできないでしょう。きっとあなたの祈りと調和した結果が得られるでしょう。あなたが霊的健康を失われることがないようにしましょう。」
ダニエル・ヒッツウォーターの息子さんがあとで(17人の女の子の)報告書の内容について知ってしまいました。
(組織の結論は)「集会に出席してエホバを待つように。」ということ。
JWが何かを起こそうとするとき、どのように沈黙させられるかということです。



セミナーのショッキングな内容E-1

【ものみの塔・児童性的虐待の方針のポイント】

@児童性的虐待を疑われた人間は(組織内で)無罪です。
A疑いようのない証拠(妊娠あるいは二人以上の証人)で確定します。
B性的虐待の情報があった場合、(組織内の)法律部門に知らされなければなりません。警察に知らせてはなりません。
C長老たちが(被害者・疑いのある)人間のことを調べますが、長老たちは訓練を受けていない人たちです。
D(犯罪であるならまず組織内の)法律部門への連絡、それから警察に言う。



セミナーのショッキングな内容E-2

 守秘義務―法律の抜け穴を巧みに用いる

私(ボーエン氏)の州では(児童性的虐待の被害を)警察に報告しなければなりません。ケンタッキー州では90歳の人が20歳のときにしたことでも訴えることができます。ところが、聖職者が自分の罪を告白した場合、守秘義務を認めます。

この守秘義務がケンタッキー州では認められていました。ここが抜け穴です。

法律の抜け穴があれば、警察に知らされないようにします。(ものみの塔は法律の抜け穴を巧みに用います。)
例え、事実であったとしても会衆に話すことは許されません。
否定的な話は、排斥処分を受ける可能性があります。
会衆内(の兄弟が)児童虐待を行っていることが判っても長老は(児童虐待を犯した)兄弟の奥さんに言ってはならないことになっていました。
ものみの塔協会は精神的問題は信仰を持っていれば、精神的問題は集会・伝道・注解に参加(していればいいということ。)

ダニエル・ヒッツウォーター兄弟(17人の女の子に性的虐待をしたとして訴えられた兄弟のことですが)「霊的健康が損なわれることがないようにしなさい。」(と会衆に告げられただけでした。)
JWが警察の報告をする場合、宗教のことを言わないように言われます。
しかし、宗教のことを言わないことは捜査を妨げることになります。
JWの外部は悪魔の手先となっているので、信用できない人たちとなっています。
二人の信用できるJWがいない場合、他の人に知られるということはありません。
他の信者たち、奥さんにさえ知られることはありません。
この組織の方針について(ものみの塔に)問い訊ねると、「他の宗教と同じです。」といいました。
そこで、他の宗教はそこまっでコントロールしているでしょうか?
児童虐待された場合、人が実際に犯罪が起きた時、その宗教団体だけの中で取り調べるという団体があるでしょうか?

(JWは)「神が見ておられる。」と言います。
苦しんでいる人を排斥にして自分を助けてくれる家族から離れさせる宗教が他にあるでしょうか?
また、性的虐待をされた親は、(児童虐待をした兄弟を訴えると長老から)警告され、(児童虐待をした兄弟)は罰を受け(ない)という宗教団体があるでしょうか?
フロリダ州の姉妹はニュースウィークという雑誌に手紙を書きました。
「すべて事実です。」と言いました。
長老たちが彼女のもとに行ってこう言いました。

「これ以上、言ったりするとあなたは排斥されますよ。」
仲間はもう口を聞きません。謙遜な態度ではありません。
決して人間の人権を守るものではありません。
彼ら(ものみの塔)は「問題ありません。」と言い続けています。
組織に留まっている人たちについて2003年のものみの塔雑誌の中で「彼らは迫害に打ち勝った」と述べました。

「サタンはほえたけるライオン〜
忠実な証人を食いつくそうとしています。
仲間に対して戦いを挑んでいます。
この戦いの中で人間はサタンに利用されていることを知りません。
サタンに立ち向かうには大きな勇気が要ります。
また、反対者たちが悪い噂を広めようとするときに勇気が必要です。
TVがでたらめな情報を流す時、ショックを受けるでしょうか?
また、誰かがうその情報を広めた時、利口なものは自分の言い方をわきまえます。
そのような悪い情報が流されても決して動かされることがないようにしましょう。」

これでお解りいただけたでしょうか。
マスコミに言われた時、このように言うわけです。
考えることができないのは若者です。また考えることを怖れる人は臆病です。



セミナーのショッキングな内容F-1

統治体の罪の重大性

(統治体)は神の名において裁かれるべきでしょう。
知っていながら容認しているのは許されるべきでは決してないでしょう。

レビ記20:4,5
「 そして,彼が自分の子をモレクにささげているのに,その地の民がこれを死に処さず,彼からあえて目をそらしているようなことがあるなら,〜不倫な交わりを行なったすべての者を民の中からまさに断つであろう。」
罪の重大性を意味しています。

私はここに立ちJWが悪い人間だといっているのではありません。
(JWの中には)立派に家族を養っておられる人もおられます。
しかし選択の余地はないのです。
彼ら(JW)が情報を得ない限りどうして子供を守れるのかわかりません。
もしあなたたちが行動するなら正しい方法を知ることができるでしょう。
問題を周りの方に話して下されば、正しい方法を知ることができるでしょう。

私(ボーエン氏)の会衆でこの(児童性的虐待)問題が起きたからこそ、この問題の驚くべき事実を知ることになりました。
児童性的虐待者は一生のうち200人に性的虐待をする(というデータがあるということです。)
しかし、3%しか有罪判決を受けない(ということです。)



セミナーのショッキングな内容F-2

性的虐待者と性的虐待を受けた子供の問題

性的虐待者はホルモンバランスが崩れている(ので)
この問題はなおらない(でしょう。)

また、(性的虐待を受けた)子供自身の問題があります。
自分の大切な何かを失ってしまいます。
永久に傷つけられてしまうのです。
子供自身が永久に変えられてしまうのです。
専門家は「子供は自由に話せ、温かいサポートを受けて始めて(健全に育っていくようになります。)
ところが子供が沈黙させられるとやがて爆発することになります。
子供は上の人に向かって反発するようになります。また、アルコール、麻薬、ドラッグに手を出すようになります。また、ナイフで自分の身体を傷つけて表すようになります。
また、身体のあちらこちらに刺青をしたり、ピアスをしたりします。」
NBC(TV)で数百人にインタビューをしたところ、ほとんど(の人)が性的虐待を受けていました。
子供の時に性的虐待を受けた人間は一生その影響を受けます。

「自分の周りに性的虐待を受けた人はいませんか?」
→先回のセミナーで17人のJWがいました。
「どのくらいの子供が性的虐待を受けていると思いますか?」と聞くと
最終的な結果、「12人の子供を知っている」と聞いたらこれは大変なことだと思います。
断言できます。(ものみの塔)はいかなる宗教よりはるかに悪い宗教です。



セミナーのショッキングな内容G-1 リミ

組織は自分たちのことを守りたい

(児童性的虐待の被害)この問題に対して考えるときに事実確認をすることが大事です。
警察に通報がある場合でも刑務所に入らない場合があります。
一度訴えられた記録がある場合、二度目に前の記録があることが重要です。
ですから時効が過ぎていたとしても警察に報告することは重要です。
その人がまた別の人から訴えられるということもあるかもしれません。
私たちはサイレントラムズの中で被害届の作成に携わってきました。
また、私たちの活動によって(JWで性的虐待を受けた人の)記録が(べテル)本部にあるということが分かりました。
2001年秋にものみの塔の本部で働く人に実際2万3000人という数を聞きました。
アメリカ・カナダ・西ヨーロッパの300万人の伝道者の中の2万3700人が性的虐待を受けている(ということです。)
こういうことになります。
2つのJWの会衆があるとそのうち1つの会衆に性的虐待者がいる(ということです。)
どのくらいの子供が被害を受けていると思われますか?
4万6000人いると思われます。
(性的虐待者)1人の人間が60〜70人にいたずらをしている(ということです。)
ダニエル・ヒッツウォーター、彼は記録に載っていません。
なぜ、ものみの塔の中にそういう記録があるのでしょうか?
その2万3000人は取り調べを受けておりません。
(なぜなら)組織は自分たちのことを守りたいと思っているのです。

児童に性的虐待をしても、20年経てば長老になれます。ものみの塔のサイトではJWと児童の虐待文書が非常に巧妙に作られています。
子供に虐待している(人が)、会衆の中で責任を任せられる立場(である場合です。)
(これから話す話は)20年前のあることに言及しています。
16才の男の子が17才の女の子と性関係を持ったけれども20年経っていれば長老になることがありえます。
どうしてこのようなことが謳われているので(しょうか?)
ものみの塔の中の記録の中に再び長老にするためです。
法的な問題を避けることができます。
(※聖職者が自分の罪を告白した場合、(法律で)守秘義務を認めます。のことだと思われます。byリミE-2参照)

組織はこの裁判が起きた時、引き伸ばし、時効になるまで法的手段を行います。

私(ボーエン氏)が皆さんに言いたいことは、
(組織は)組織のお金また組織が法的に訴えられないためにしているのであって子供のことは考えていません。
また、その(JWで性的虐待を受けた人の)記録、データーベースを警察が見せてくださいと言った時、すぐに他のところに移せるようになっています。



セミナーのショッキングな内容G-2(終)

ものみの塔は児童虐待被害情報を警察(当局)に通報しない

日本にいるお医者さんで性的虐待(の被害を受けた)子供1000人ものデーターベースを持っていて全く通報しない場合、その医者はどうなると思われますか?
学校に性的虐待(の被害を受けた)子供が1000人いるというデーターベースの情報を全く警察に通報しないとするならどうでしょうか?
医者でもマスコミでも良識があるならどうするでしょうか?
どこの国であったとしても、その情報を通報したからといって非難されることはないでしょう。

このようにものみの塔は他の宗教団体より高い規準というイメージを持ちながら、どうして通報しないのでしょうか?

誰がこのようなことを秘密にするのでしょうか?
私(ボーエン氏)がJW組織(を)辞めるきっかけはここのところにありました。
私は他の人の良心を裁くことは致しません。

彼ら(JW)が知っている(児童性的虐待)のは雑誌からの「悪魔からのものです。」ということになっていますが、「知らなかったから。」ということで済まされますか?
ドイツのナチのことを知っていた人が「知りません。」と言いました。

このことは私たち一人一人の問題であるということです。

この問題が本当にあるということです。
私の仕事は教育なのです。
何が起こっているのか一般のJWにお伝えすることです。
実際に被害を受けている方がものみの塔は1人でいる時、「それはあなたが悪い。」と言いました。
私は何千回も聞いてきました。
他の方々の体験の中で「自分1人だけではなかった。」と思いました。
人生の転換期となりました。

心の苦しさに打ち勝って(いる)被害者の方。
私が申し上げたいことは、もし、皆さんの周りにこういう人がいたら、

(被害者の方に)「あなたの言うことを信じます。」と言ってあげてください。

被害者が元の状態になるのではありません。
しかし、助言を受け入れることができるなら前よりはるかに良い人生を歩むことができます。
決して彼ら(JW)を裁かず、サポート支援して上げてください。
そのような励ましを受けるのであれば、少しずつ元気になるでしょう。

ボーエン氏の講演終了





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