ふと目にした詩をご紹介します。作者不詳、題も忘れました。(多分「人生の詩」
だったか「誕生日の詩」だったかと思います。

 6歳 私が先生を好きなのは、私たちが「きよしこの夜」を歌うと泣いてくれるか
    らだということを学びました。
 7歳 コップに入ったミルクの中にブロッコリを入れることはできないことを学び
    ました。
 9歳 田舎の人に向かって手を振ると、仕事の手を休めて手を振ってくれること
    を学びました。
13歳 自分の部屋を自分の思い通りにすると、ママに片付けなさいと言われる
    ことを学びました。
14歳 もし自分が元気になりたければ、他の人を元気付けなければならないこ
    とを学びました。
15歳 認めるのは難しいけれど、自分の親が厳しくて良かったと内心では思っ
    ていることを学びました。
24歳 黙って一緒にいてあげることは、アドバイスをするよりも相手を癒してあげ
    られるのが多いことを学びました。
26歳 子供の髪をすいてあげるのは、人生で最上の喜びの一つだということを
    学びました。
29歳 どこに行こうとも、世界で最低のドライバーがそこにいるということを学び
    ました。
39歳 誰かが自分について不親切なことを言うなら、誰もそれを信じないような
    生き方をしなければならないことを学びました。
41歳 自分のことをとても深く愛してくれてはいても、それをどう表現していいの
    か分からない人々がいるのだということを学びました。
44歳 小さなカードを送るだけで、誰かの一日をほのぼのとしたものにできるこ
    とを学びました。
46歳 人は罪悪感が強いほど、他人を非難したいという気持ちが強くなることを
    学びました。
47歳 孫と祖父母というのは生まれながらの同盟軍であることを学びました。
49歳 「アメイジング・グレイス」を歌うとその後何時間も気持ちが晴れ晴れする
    ことを学びました。
51歳 雨の日、失くし物、からまったクリスマスツリーの電球。この三つをどう扱
    うかで、その人がどんな人か、かなり分かることを学びました。
52歳 野菜畑を持つことは、ぎっしり詰まった薬箱を持つより価値があることを 
    学びました。
53歳 親との関係がどんなものであれ、彼らが亡くなるとすごく寂しくなることを
    学びました。
58歳 生計を立てることと人生を築くことは違うということを学びました。
61歳 自分の子どものために、何か前向きなことをしたいと願うのなら、自分の
    結婚生活を改善しなければならないことを学びました。
62歳 人生は時として二度目のチャンスを与えてくれることを学びました。
64歳 人生では両手にキャッチャーミットをはめてはいけないことを学びました。
    何かを投げ返せるようでなくてはなりません。
65歳 幸福は追いかけると逃げていくことを学びました。もし、家族、他の人の
    必要、自分の仕事、新しい人との出会い、自分の最善を尽くすことに集 
    中するなら、幸福の方からあなたを見つけてくれます。
66歳 何かを決定する時は親切を念頭において行うなら、たいてい正しい決定
    ができることを学びました。
73歳 奇跡を信じるのは割に合うことを学びました。本当のことを言うといくつも
    奇跡を目にしてきました。
82歳 痛みを感じるときはあっても、自分が痛みを与える人間になる必要はな 
    いことを学びました。
85歳 毎日、手を伸ばして誰かに触れるべきだと学びました。人は人に触れら
    れるのが大好きです。手を握ったり、温かく抱きしめたり、親しげに背中 
    を叩くだけでも。
92歳 自分はまだまだ学ぶことがたくさんあるということを学びました。


共感できる部分も多いですね。小さい時から「これだけが正しい情報であって他
のものはみな間違っている」というJW的子育てをすればどうなるでしょうか。人
間と言うのは、いろんな考え方や情報に接して成長していくものです。この詩に
謳われているように、いろんなことを経験して、いろんなことを自ら学んで、一つ
一つ経験を積んでいく。誰が何といおうと子どもの人生は子どものものなんです
よね。「楽園での永遠の命」ってホントお節介なことです。

「あなたの人生はあなたのもの。思う存分、自分の人生を生きなさい」と、背中
を叩いて、この世界に子どもを送り出してこそ、親は親の義務を果たしたという
ものです。
ものみの塔という一宗教の教えで子どもを縛っていませんか?。子どもの人生は
子どものもの。あとは子どもの判断に任せましょう。子どもを愛するということ
は、子どもと別れるさみしさに耐えることでもあるのです。


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