自然消滅体験

No1  投稿者 ゴードンさん
 このHPを拝見させていただきました。私も自然消滅した一味?です。JWを恨むような中傷するものではなく、このサ
イトの趣旨・目的に協力できたらと思い投稿させていただきました。
 
私の経緯・・・
 私がJWになったきっかけは、当時聖書に興味があったことや毎年訪れていた初詣先での神とはなんぞやと若者?
らしかぬ疑問を持ち続けていたときに、JWの訪問を受けたことでした。 当時研究生の頃は興味深々に勉強を続け
(盲信状態)、勢いでJWになってしまったのが正直なところです。しかし、そんな中でもとても心の中で冷めた自分が
いて、野外宣教や集会に参加しながら疑問を自問する日々がありました。その疑問とは一方的な教理と与えられた
冊子からだけの要点に線を引いた注解、そこに自分の考えのない用意された研究結果の答えの繰り返し。
 そもそも教養が浅い私がこの一方的な教理だけを頼りに、伝道活動によって、人を救うために導くという行為がこん
な簡単なものではない、雑談に花を咲かせながら時間稼ぎをして奉仕時間を報告することが理解できませんでした。
聖書には時間のノルマなど記されてませんし、奉仕という言葉の意味と実際の活動が相容れないとの思いが募り続
けたことが霊的失速の原因でした。
 私の場合は対人との失望ではありませんが、やはり多くの人間が集まれば嫌な人間もいるものだとひらき直ってい
たことが救いでした。そして自然に消滅することを決て、心の準備や実生活でのレール引きをしながら離れていきま
した。
 色々個人的に親しくしてくれた兄弟姉妹を思うと辛いものがありましたが、それを根拠に組織に対して従順を装っ
て、いつまでも偽って友と付き合っていくことがもっと辛いことだと思い離れる決心に至りました。
 私の場合は、JWとして短命だったせいもあり、離れたことがそれまでの経験値が無駄だったと思うことはありませ
ん。ただ20代としてもっと弾けたかったなぁと回顧する現在です。
 過去を羨んでいつまでも悲嘆している自分ほど惨めなものはありません。離れたからこそ
できること、もっと自分で物事を考えて、自分で判断すること、たとえ結果的に失敗に終えたとしても、望んだことをし
なかったことに悔やむ自分よりはずっと輝いた自分がいます。
 
 思いのまま綴ってしまい、このコーナーの趣旨から外れてしまったような気がしますが、ここまで通読してくださり感
謝いたします。

※ 当コーナー、一番乗りに投稿してくださりありがとうございます。あなたの自然消滅の体験談は多くの方々に勇
気を与えるものとなります。現役時代の心の葛藤、そして従順を装って偽って友として付き合っていくことが最も辛い
ことだと言うあなたのお気持ちはよく理解できます。また、自分の人生は自分がコントロールするという気概が伺えて
おり大変励まされました。これからも充実した人生を歩んでいかれることを影ながら応援いたします。



No2  投稿者 伊庭さん
 僕の場合、自然消滅の仕方は次のようなものでした。
1)大学進学のため親元を離れる。
2)だんだんと世に染まる。
3)彼女が出来る。
4)集会に行く頻度が減る。
5)ゼミ、実習等の理由でまったく集会に行かなくなる。
6)インターネット、本を読み、JWを辞める決心をする(これに時間がかかりました)。
7)就職・引っ越しを機に主催長老に断絶届けのような手紙を書く。↓その時の文章です。
http://www7.ocn.ne.jp/~nekonozo/ketubetu.htm (現在は閉鎖)

とまぁ、これで運良く自然消滅することに成功しました。

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親愛なるN兄弟

 ずいぶん長い間、連絡を取ることが出来ず、申し訳ありませんでした。まだ、寒さが続いていますが、いかがお過ご
しでしょうか?日々、エホバへ献身的に仕えておられ、充実した日々を送っておられることと思います。

 さて、私は、2001年4月1日より、s町のs小学校への赴任が決まりました。まだ住所など決まっていませんが、これ
から引っ越しなどでバタバタと忙しくなると思います。

 兄弟やM会衆の皆さんには、K市にいる間、大変お世話になりました。何も恩返しが出来ないまま、s町へ移動す
るのは残念ですが、お別れを言わなければなりません。

 実は、これまで集会に出席していなかったのは、忙しかったからという理由だけでなく、自らの意志によるもので
す。昨年、5月頃、インターネット上のあるホームページを閲覧し、ものみの塔に対して疑問を持ちました。と言うより
も、ずっと引きずっていた疑問が表面化しました。下記はそのホームページのURLです。

エホバの証人の子供たちのHome Page
http://www.alles.or.jp/~philip/jw%20child.html

 抱いた疑問とは、ものみの塔の組織が伝える教えは真の宗教なのか、という問題に対する疑問です。

 昨年からあらゆるサイトや書籍、人の意見などの情報を集め、考慮した結果、私にはものみの塔が真の宗教だとは
考えられなくなりました。そして、自分がエホバの証人にならないと結論いたしました。この過程は、私にとっては「信
じていたものが全て覆される」ことだったので辛い出来事でした。

 エホバの証人問題の本質は、第1に「組織主義」を行っていること(「組織崇拝」と言っても過言では無いと思いま
す)、第2に巧妙な「カルト隠し」をしていることだと感じています。一般のキリスト教の牧師などエホバの組織に反対
する立場の人だけでなく、かつて統治体の成員だったレイモンド・フランズ氏(現在は排斥されています)も、彼の著
作「良心の危機」の中で、そのことを正確に描き出しています。私には、彼の主張はどうしてもサタンに操られた背教
者だとは思えません。組織よりも神に仕えることを選んだのだとしか考えられません。

 私は卒業論文の中で、エホバの証人の2世が抱える問題を扱いました。表題は「エホバの証人の子供たちにおけ
る価値観とアイデンティティの形成」です。エホバの証人となるべく行われる宗教教育、体罰、狭められた価値観、受
動的な信仰、その他様々な問題を扱ううち、ものみの塔が真の宗教ではないという思いがよりいっそう増しました。も
し、この論文をお読みになりたいのであれば、ご連絡願います。いつでも印刷する用意が出来ています。

 現在(2001年3月当時)、私は「JWののぞき穴」というホームページを運営しています。2世として育った経験や卒
業論文の一部などを掲載しています。このホームページには、現役の証人、2世、元証人、2世とお付き合いしてい
る若者、エホバの証人問題を扱う牧師、私の恋人など、本当に様々な人が訪れています。これらの人たちと非常に
有意義な交流が出来ていると思います。URLを書いておきますので、ご覧になりたければどうぞ。ただし、組織に忠
実な敬虔なエホバの証人として歩んでおられたいなら、「目ざめよ!」1997年7月22日号などの協会の提案をご覧に
なった上で考慮して下さい。

http://sapporo.cool.ne.jp/*****/(現在は、閉鎖)

 以上の理由から、これまで集会に行くことを控えていましたし、今後も出席する意志もありません。エホバの証人と
して生きることを拒否いたします。私は、正式な証人ではなく「研究生」だったので、断絶や排斥といった処分は取ら
れないと思います。しかし、「もしかしたらいつか、エホバの道に戻って来るのでは?」という期待は抱かないで頂き
たいと思います。繰り返しますが、私はエホバの証人として生きることを拒否しました。

 私自身はエホバの証人となることを拒みましたが、信仰の自由は認めたいと思います。自らエホバの証人となった
方たちに対して反対する意志は持っていません。神に仕え、幸福な生活を送っていただきたいと考えています。た
だ、私がその道から逸れる自由も与えていただきたいだけなのです。

 昨年11月に、家族にはこの旨を伝えております。これは私にとっても大きなストレスだったため、そのショックから抑
鬱状態になり、現在でも精神科へ通院しています。最近では、かなり落ち着いた状態になってきました(注:2005年
4月現在も通院中。早く治したい…。)

 兄弟に伝えることはこれで全てです。兄弟は長老として、私のところへ牧羊訪問に赴く必要を感じられると思いま
す。しかし、私の意志は決定済みのことです。私がエホバの証人になるように意志が変わることはあり得ないと思っ
ていただきたいと思います。社会的に見ても、発達心理的に見ても、聖書的に見ても、エホバの証人になることを拒
む理由があります。

 これをご覧になったら、ぜひご連絡下さい。この意志がいかに堅いものか示すことが出来ると思います。もし話し合
うことがあれば、落ち着いて、感情的にならずに語り合いたいと心から願っています。

伊庭


※「自然消滅体験」二番手に名乗りを挙げてくださったのはサイト「JWののぞき穴」の主催者・伊庭さんの経験。簡潔
ながら段階的にどのように組織から離れることができたかが、よく分かる内容ですね。この文章には書き表していな
い「苦悩」が背景にはきっとあったことでしょうが、その「苦悩」は「自分を深く耕す作業」と考えるなら、それは将来に
豊かな作物を実らせるための「土壌作り」ともなるわけですね。これからの実りある人生を当サイトも応援させていた
だきます。
「断絶届けのような手紙」。冷静に礼節を尽くして書いてあり素晴らしいと思いました。伊庭さんが「研究生」の立場だ
ったので断絶扱いにはならなかったようですね。もしバブテスマを受けている立場なら恐らく「断絶」扱いにされてお
り、余分な「心の傷」を負わされることになっていたかもしれません。バブテスマを受けている立場の方には「消え入る
ような不活発化」をお勧めいたします。


No3  投稿者 ティルダさん
 私は1世です。高校時代のクラスメートから非公式の証言がきっかけで聖書を学び、18歳のときにバプテスマを受
けました。自然消滅を遂げたのは、それから10年後の1998年のときでした。

 私の自然消滅の方法は、あまりお薦めできるものではありません。排斥される可能性が高いからです。

 私はきっぱりと、長老団・巡回監督に対し、1914年の教理に疑問を抱いていることを説明しました。そして、それを
土台とする数々の教理(忠実で思慮深い奴隷が1919年に任命されたetc)についても同様であると告げました。
このように疑念を持っている以上、集会・伝道を行うつもりはないことをはっきと述べました。

 しかし、排斥にならないようにするため、聖書そのものは信じていること、クリスチャンでありつづける決意を抱いて
いることを表明しました。当時の私にとっては、その気持ちに一点の曇りもありませんでした。(今は違います)

 要するに、受け入れられないのは聖書ではなく、協会の1914年の聖書解釈である、という点にフォーカスを当てま
した。クリスチャンの信仰を否定しているのではなく、あくまでも疑念を抱いているだけである、という点を強調しました


 長老・巡回監督との会合に際しては、徹底的に準備しました。1914年の教理の誤りを説明した資料をまとめ、な
らびに、その裏づけとなる考古学的な資料、ヘブライ語聖書逐語訳(ビブリア・ヘブライカ)およびヘブライ語辞典を持
参しました。それらを用い、考古学的・聖書解釈的な見地から、エルサレム陥落の年を607年と算定する根拠に乏し
いことを説明しました。(ご存知とは思いますが、詳しい情報はJWICをご覧ください。http://www.jwic.com/gentim_
x.htm


 さらには、古い「ものみの塔」と「洞察」に示されている(歪曲された)考古学的資料を用いるとエルサレム陥落の年
をBC587年と算出できることを発見したのでその点をも取り上げ、協会が考古学的資料を歪曲している事実を指摘
しました。これには彼らも驚きを隠せませんでた。

彼らは黙って私の話を聞いてくれました。

 説明が終わった後、彼らは幾つか質問を投げかけたものの、特に反論はありませんでした。むしろ、なぜ私がこの
ような結論を下すに至ったのかを知りたがりました。私が背教者と接触を持ったのかどうかを聞き出したかったのでし
ょう。

 その点については、私は巧みに質問をかわしました。”未信者のご主人”が運営しているインターネットのサイト(J
WIC)を見たのがきっかけとなったことを告げ、そのコンテンツには背教者からの情報も含まれていることを正直に話
しました。しかしそれを鵜呑みにせずに、全て自分で確かめ、納得した上での結論であることを説明しました。

最後に彼らはこのように告げて会合を終えました。

 「私達には兄弟の疑問に答えることが出来ません。今話した内容のまま、協会に質問の手紙を書いてください」

 無論、無意味な手紙など書いていないことは言うまでもありません。その後、一切集会には行っていません。私の
決意が固いことを見て取ったのか、以来、牧羊訪問はありません。

こうして私は自然消滅を遂げました。

 その後の経緯は、http://www.stopover.org/admin/profile_t.htmlにあります。
よろしければご覧になってください。

私は今、充実した日々を過ごしています。

※ご自分の信じていることが真実か否か、それを徹底的に調べ上げて結論を出された行動力には感嘆しました。ご
本人がおっしゃるとおり、この方法は排斥される危険は非常に高いですが、審理問題にされなかったのはあなたの
説明にビシッと一本の筋が通り、付け入る隙がなかったことと、あなたの持たれる人徳というものが幸いしたのでしょ
う。私の知る限りではこのような状況では審理問題にされるか少なくともかなり高度な牧羊訪問の対象にされると思
われます。
いずれにしても、協会の教理を鵜呑みにしないで、真実を探求し、その得た結論によって「面舵」をきられて人生の針
路変更をされたあなたの勇気に読者の多くの方々が励まされることでしょう。
さらに、この経験談を寄せられた手紙の中で「自然消滅などのノウハウは共有されるべき・・」と述べておられます。
まさにその通りで、あなたの高いご見識に敬意を表します。


No4  投稿者 ブルーノートさん
 備考=僕の場合、もう20年も前の排斥話で恐縮ですが。
父は長老、祖父母を除き一家全員JWという、いわゆる「神権家族」でした。まだ2世という言葉が一般的ではなかっ
た時代でしたか・・・。
 祖父が経営していた会社が倒産後、内職していた母が「真理」を聞いたのは僕が小学2年生のころでした。遠方に
働きに出た父の不在を寂しく思っていた母が心を動かされるのにそう時間はかからなかったようです。後はお決まり
の「成り行き2世コース」。
反対者だった父も「子供の将来の為に」という言葉に研究開始、当時の会衆には男性が少なかった事もあり。あれよ
あれよという間に長老に。
 大会の時に家族で実演した事もあったなあ。決して嬉々としてJWをやっていたわけじゃなかったのに。「神権家
族」として会衆の模範でなきゃならない立場。いやだの声をあげられるはずもなく、バプテスマ。数多くの「誘惑」もあ
ったが、高校卒業までずるずるとJW続行。子供相手に司会者もやった。(その子供は今だJWにいるらしい。もう30
近いか)
 しかし遠方に就職が決まった高校卒業間近、集会も奉仕もイヤ、束縛されるのはまっぴらゴメン、遠方に就職する
のも縁を切りたいから・・。トドメに「喫煙してるが止める気もないし」即、審理委員会、「ようすを見ましょう」1週間後。
「でもこれ以上JWを続ける気は無いよ、やりたいことやるだけ。」そうですか、排斥です。
親兄弟は泣いたね。でも僕は一気に道が開けてうれしかった。どうせ数日後にはヤなやつらとおさらばだし。旅立ち
の前に他の会衆の長老が訪問してきたが今さら話すことなど何も無かった。ただ、隣町の仲の良かった長老兄弟に
は礼を言っておいた。
 その後は「昼寝するぶた」のゆーじさん状態だった。
鬱積をはらさんばかりに自由を満喫、しかし就職先の会社ではそれなりの業績をあげこの不況の中でも冬のボーナ
ス100万キープしてる。排斥者の悲壮な顔とJWの幸せ顔のイラストを並べて掲載していた記事があったように記憶
しているがそれはJWの勝手な思い込み。
ハルマゲドンで死ぬとしてもそれが何?悲しい事か?
永遠に来ないのが悲しいけどね。楽園での永遠の命?別に欲しくないし。

 今、何より楽しみなのは「人は皆、撒いたものを刈り取る」という聖句がハルマゲドンより先に成就するのだというこ
と。つまりは子育てに失敗したJW1世たちはその老後を息子に看られることもなく過ごさざるを得ない、ということ。い
まだJWの父母はその覚悟はしているようです。反面、僕はその分を趣味にまわして人生謳歌できちゃってるってこ
と。
僕は子供に恨みを買うことが無いよう、子育てには細心の注意を払っております。というのは冗談で親の勝手な理由
で子供達に不憫な思いはさせたくないですからね。余談ながら。

僕の場合は人生の節目とJWとの決別が同期したから排斥だろうが恐れるに足りず、だったがあのまま自分を殺し
てズルズル来ていたとしたら・・・ああ怖い!
考えたくない。今の生活はあり得ないな。

PS:父は今「主宰監督」らしいが現状のJWを嘆いていた。・・ならとっとと辞めりゃいいのに。

支離滅裂・乱文ごめんなさいね。おまけに趣旨と違うし。

※「自然消滅」ではなく「排斥」による“脱塔体験談”でしたが、大変興味深くまた価値ある経験だと言えます。ブルー
ノートさんがおっしゃるとおり「自分を殺してズルズル来ていたとしたら・・・」。・・・今頃は大きな後悔をしていたかもし
れませんね。しかしこの体験談の最大の価値は「排斥・恐れるに足らず」と教えてくれていることです。能力も資格も
ない長老が「裁判ごっこ」をして、排斥という決定を下したとしても、それは田舎芝居の域にも達していない素人の茶
番劇であり、全く意にも介さず自信を持って正々堂々と世の中を生きて行けばいいのだと気付かされます。まさにそ
の通りで読者の中で排斥にされた方がおられるなら、そのことを「心の傷」とするのではなく、「心の勲章」として、これ
からの人生に活かしていくのはどうでしょうか。自然消滅であれ、排斥であれ、全体主義の抑圧的支配の宗教組織
から脱出してきた人々が解放後も前向きに生きられて幸福を掴れることを願ってやみません。


No5  投稿者 JTさん  僕がエホバの証人をやめたわけ

 両親が現役JW。父は長老で開拓者。母も生え抜きの開拓者。そんな中で幼い時からJW流に厳しく育てられまし
た。父親は大会でもよく用いられそれなりに顔も名前も知られている存在です。
 家はよく巡回監督の宿舎になったり、べテル奉仕者たちが泊まりに来たりと、それなりに霊的な交わりも多く、現役
風に言うと「励み」の多い環境だったと思います。

 しかし、「励み」が多いどころか、反対に「つまずき」や「落胆」の方が多く、それは僕がエホバの証人をやめた理由の
一つにもなっています。もちろん、それが主要な原因ではありませんが、この宗教としての組織を改めて考え直すき
っかけにはなりました。
高い立場についていて演壇の上から立派なことをいくら言っても、宿舎では我が儘で贅沢、気に入らないと見下げた
態度を取る巡回監督たち。べテル奉仕者とゆうとエリートとして皆が一目置く存在ではあるものの、集まると異性の
噂話やコンピューターゲームの話(かなりきわどいソフトの)。べテルではいかに要領よく振舞い、上に立つ監督の兄
弟たちの機嫌をいかに取るかなど。

 しかし、僕がエホバの証人を続けることをやめた最大の理由は、自分の意思で将来を決定したかったからです。1世
の信者たちは自分から信じて入ったから、そこで心安らかに過ごしていたらそれなりに幸せだと思う。でもぼくはそう
じゃないのです。

 開拓奉仕をしていて、つくづく嫌だなと感じたのは、大切な心を忘れてしまい業が中心になっていること。そして
MTSやべテル、長老、こういったエリートを目指すことしかないこと。ぼくには残念ながらエリートとしてやっていけるほ
どの能力も自信もありません。
ぼくにはぼくの生き方があり、その選択と決定は自分の意思で下したいのです。
現役のままでいたら、パートタイマーをしながら開拓奉仕、そして数年後にはべテル奉仕を申し込むか必要の大きな
所へ出るか。それがかなわなければ、いつまでも親のスネを齧りながらの「パラサイト開拓者」しかありません。
実際、パートタイムの仕事だけで自活するのは不可能です。ぼくの知っている現役開拓者はすべて親がかりの奉仕
者です。彼らは朝早く起きて夕方まで働かなくていい。適当にバイトしてこずかいを稼いだら好きなことに使います。
奉仕の日はと言うと午前中に少し顔を出して後は再訪問と言って消えてしまいます。それで毎月時間だけはきっちり
と報告している、これで本当にいいのだろうかといつも疑問に思っていました。

 ぼくには将来があるのです。様々な考え方を知り、様々な可能性を模索し挑戦し、自分の意思で将来を決定してい
く権利を当然のこととして行使したいだけです。

 開拓奉仕を降り、集会にも交わらないことを宣言すると、両親と相当もめました。挙句の果て父からは家を追い出さ
れ、勘当されました。母の涙には正直参りましたが、これを乗り越えないと親子そろってこの宗教の底知れぬ深みに
はまってしまい二度と浮き上がれないと思います。
 いつか分かってくれる日があることを信じ、ぼくはぼくの納得のできる道を歩んで行こうと思います。
 インターネットを通じていろんなサイトがあることを知りました。新鮮な驚きでした。ぼく一人だけではないと励まされ
ました。
人が人らしく生きるために、このようなサイトを運営してくださっている皆さんに心より感謝します。

※回りの雰囲気や仲間たちの大きな流れに流されず、あなたは自分と自分の生き方に対して真剣に考え取り組ん
でおられることに敬意を表します。立派ですね。そしてそのように自立心とある種の気概を持たれるあなたを育てられ
たご両親も立派な方だと思います。確かに親に養ってもらいながら開拓奉仕を続けていたほうがある意味ラクで波風
も立たないかもしれません。しかしそのような生き方はあなたがもう少し歳を重ねてきたころに恐らく後悔することにな
るでしょう。その歳月は取り戻すことはできないのです。“新しい光”で楽園が遠ざかった今、あなたのおっしゃるとお
りこの組織にいても何の希望もないのは明白です。「組織」を支えるために残るかどうかを決めるのは一人一人の自
由な選択ですが、だからと言ってその組織がその人の老後の面倒を見てくれるわけではありません。家を追い出さ
れ今は少し辛いかもしれませんが、あなたが生活のスタイルや人生の目的を設定しそれを追い求める自由が手に入
ったチャンスでもあるのです。この試練を乗り越えて、本当に意義の見出せるあなたの納得のいく人生を歩めるよう
応援いたします。





N06    投稿者  マリオネットさん

 私の場合は物心ついたときには集会や奉仕に連れまわされていました。父は最初は強固な反対者でしたが、反対
することに疲れたのかいつの間にか協力的になっていました。
私がバブテスマを受けたのは中学一年の夏休み、地域大会でのことでした。本当は受けたくなかったですが、母を
喜ばせたかったことや回りの人たちから圧力をかけられたからだと思います。そしてすぐに補助開拓奉仕を申し込み
ました。当時は学校に通っていてもバブテスマを受けていると連続の補助開拓をすることが流行っていました。やは
り、回りの大人の姉妹たちから「○○姉妹は補助開拓しないの?」とか長老からも「○○姉妹、補助開拓どうですか?」
という圧力と感じる励ましを何度も何度も受けました。それに負けて、そして模範的でなければという思いもあって申
込書を提出しました。
学校から帰宅してからの夕方毎日2時間から3時間、昼間留守宅だったリストをもらって時には母とまた時には正規
開拓者の若い姉妹と共に働きました。でも、いつも都合が合うわけではなく、パートナーがいない時には一人で奉仕
するときもありました。こんな時は本当に辛くて心細くて何度も家に帰りたいと思いましたが、そうすると時間が入らな
いというジレンマに悩みました。その年の秋にあった巡回大会では高校生の兄弟の二人が1年連続で補助開拓奉
仕をしているということでインタビューされていました。それがまた圧力になりました。同じ会衆の大人の姉妹たちが
(特に長老の姉妹たち)連続の補助開拓奉仕を申し込むように勧めてくるのです。
1年連続はどうしても無理でしたが、できる月には一生懸命学生でありながら補助開拓をしました。それから1年近く
たってからです。体が食べ物を受け付けなくなったのは。いつの間にか体は痩せ細り、無理して食べても吐き出して
しまうという状態になりました。そうです、重度の拒食症になってしまったのです。学校にも行けなくなり治療のために
3回入院しました。そして高校進学もあきらめました。
あれから7年。今は親戚(普通の家)の家にお世話になりながらアルバイトで暮らしています。今でも時々ひどく落ち込
む時もありますが、普通に生活しています。
今まで自分はエホバの証人の落ちこぼれだと思っていました。でも他のサイトやこちらのサイトを見てとっても安心し
ました。みんな同じ思いをしていることが分かったからです。自分は落ちこぼれではなく、もしかしてものみの塔の犠
牲者ではないかと思うこのごろです。これからもサイトの運営がんばってください。

※つらい体験をお話してくださりありがとうございました。あなたの投稿から分かるとおり、この宗教は「自発的」と言
いながら、実は「圧力」で信者一人一人を動かしているということがよく分かります。そして「模範的」とされてインタビ
ューを受けたりする人たちは実は要領がいいのです。私も現役時代に高校生で連続補助開拓をしている若者たちが
いましたが彼らはただ区域内をブラブラ歩き回っているだけで時間の最初と最後の2軒だけインターホンを押すだけで
あることを知っています。彼らは今は奉仕の僕としてまた別の一人はMTSに招待されてエリートの道を歩んでいるよ
うです。あなたは真面目にそして誠実に取り組んだからです。この宗教は「要領のいい人」が生き残り「真面目で誠
実な人」は潰されていきますね。ただ人として「真面目で誠実な人」の方が正しいのです。ですからあなたは何も後ろ
めたく感じる必要はありませんし、落ちこぼれでも何でもありません。過ぎ去った時間を元に戻すことはできません
が、人生は何度でもやり直しができると私は考えています。しかもあなたには「若さ」があります。どうぞつらかった経
験をバネにしてあなたご自身が「人生のデザイナー」として幸せな生き方を描いていってほしいと思います。



N07   投稿者     匿名希望さん

前から気になっていたけどぼくのことを話すことにします。父は長老、母は長いこと正規開拓をしている。ぼくは幼稚
園に行けなかった。なぜならぼくが中学校に上がるまでにハルマゲドンが来るとみんなが信じていたから。今はぼく
は30歳を少し過ぎたところ。高校を卒業するとすぐにお決まりの正規開拓奉仕。大学進学なんて考えられなかった。
もし進学していたら父は長老を降ろされ家族は会衆から白い目で見られただだろう。高校卒業以来ずっと新聞配達を
している。開拓は25の時にやめてしまった。朝の配達から帰ってくるとそのまま昼過ぎまで寝てしまうから。起きよう
と思っても起きられなかった。夕刊の時間にまた起きだして配達が終わると集会の準備。時間も入れなれないのに7
年間も正規開拓者だった。降りたいと父に話しても辞めさせてくれなかった。回りからは「あの兄弟、どうして時間い
れてるの」と陰口を人づてによく聞いた。「新聞配達はできるのに、また寝てしまうのは怠惰だ」とも言われた。それが
また辛かった。でもようやく病院で自律神経失調症と診断されて開拓奉仕から解放された。いちじは奉仕の僕に任
命されて公開公園もやったことあるけれど今はやっていない。高校のときの同級生たちは結婚したり、会社でバリバ
リ働いているが、ぼくは中途半端の透明人間。正直焦っちゃうよ。でもエホバの証人は辞めない。集会に行って子ど
もたちと話すのが楽しいから。特に女の子はかわいいと感じるし注解のマイクを渡す時が好きだから。でもいつか皆さ
んが進める自然消滅をしなければならないときが来るかもしれない、其の時は方法を教えてください。

※こちらこそ大変気になる投稿です。あなたは親や会衆の人たちの期待に応えようと一生懸命にやってこられまし
た。本当に立派です。新聞の配達後にまた眠ってしまうのは、あなたが怠惰ではなく、やりたくない開拓奉仕から逃
れたいという体の発する自然な信号だと思います。ですから周りの無責任な評価は気にすることはありません。ただ
気になることは、どうか会衆に交わる女の子には興味を示さないでください。もっと他の事に関心を持つのはどうです
か?外に出て運動をしたり、思い切って集会をしばらく休んで旅に出たり、思いを他の事に向けてみましょう。世の中
にはもっと違う世界があることを知ってください。そしてこのままではあなたは40になっても50になっても変化はないと
思います。思い切って全く違う第二の人生を送ることはできませんか?。つまりエホバの証人であることをすべてリセ
ットして、新たに生まれ変わった気持ちでやり直すのです。そのほうが良くないですか?



N08   投稿者     ブルーノートさん

サイト運営のみなさん、ご苦労様です。
No.06の「マリオネット」さんへ。
NO.04でご紹介いただいた「ブルーノート」です。

あなたの話を読んで思わず涙が出ました。
といいますのは私にも「現役」の妹がいて、あなたと同じように「摂食障害」に陥り死線をさまよった過去があるからで
す。
排斥にてエホバの証人を去った事に対して私は何の後悔もありませんが、妹の心の傷の1つであったかも知れない
と思うと肉親として申し訳なく思っております。

幸い、今は元気になったのが救いですが・・・。
摂食障害の要因として主治医からは「母親との関係」を指摘されました。クリスチャンである家族には心を閉ざし部外
者である私に打ち明けてくれた事が私としては嬉しかったと同時に無責任に「ただ励ます」しか能のないエホバの証
人への怒りを禁じ得ませんでした。

マタイ7−15はエホバの証人のこと、と断言します。
どうか早く自分を取り戻せますように。
普通の一人の人間として願う次第です。

本文にもあるようにNO.4でご自身の脱塔経験を語って下さったプルーノートさんの投稿です。改めて、2世の方は
辛いということを認識させられます。エホバの証人として様々な圧力を受けるが故に摂食障害に陥られる方は決して
少なくありません。わたし自身も数人知っています。悲しくやるせないことですね。マリオネットさんへ。あなたは組織
から離れても決して一人ではありません。我々脱塔者仲間がいます。「どうか・・自分を取り戻せるように・・」と心から
願ってくださるブルーノートさんのような方もここにおられます。あなたと同じ立場に立って、同じ目線でものを見、同じ
ような心の傷を背負っている人もたくさんいるのですよ。勇気を持って宗教なんかに振り回されない自由な生き方を追
い求めてください。



N09  投稿者     ひろこさん

『ひろこ』と言います。
現在24歳、エホバを辞めて5年になります。
父(未信者)と母(開拓者)、姉(開拓者で必要の大きなところに出てる)がいます。

私がエホバをやめた理由は姉が関係しています。姉は表の評判は大変良く、いわゆる模範的な姉妹で大会なんか
でもよく用いられています。でも実際にはすごい二面性があり、家庭内暴力と我が儘し放題おまけに他人の悪口ば
かり言うことが裏側の真実な姿なのです。
たまに実家に帰ってきても、パートナーや会衆の悪口ばかりで聞かされるこちらとしてはうんざりします。そのうえ気
に入らないことがあると物に当たったり投げたり、それでも気分が収まらないと母や私に掴みかかってきます。

エホバの証人の二世って裏表のある人が多いじゃないですか。それは本当の自分を殺していい子ぶらなければなら
ないのでその反動だと思うのです。組織の提案にはすぐに答え応じなければならない、会衆の長老には従順。すぐ
にこたえ応じなければ霊性が低いとか肉的とか、エホバに愛されないとか、ハルマゲドンは通過できないとか・・・。

姉はその犠牲者かもしれないと思うのです。そんな組織の実態に気が付いた私は、高校卒業後から徐々に集会や
奉仕を少なくしていき、今は自分の意思でエホバの証人には全くかかわっていません。母の悲しみはすごいものでし
たしそれなりのバトルもありましたが、今はやめる前よりも親密に付き合っています。
最初は不安や恐怖心ありましたが二年ほど前から、インターネットを覚えあちらこちらのサイトを覗いてすっかり目が
覚めました。姉にも何としてでも教えてあげたいと切に願っています。
これから自然消滅を目指す方もいらっしゃると思いますが、何も恐れることはありませんよ。「目からうろこ」といった感
じです。頑張ってください。
乱筆乱文で失礼しました。

エホバの証人は1世・2世にかかわらず、二面性があるのは事実ですね。元々評判をすごく気にする宗教組織な
ので、構成する信者一人一人も外部の、そして周囲の評判を気にしすぎるところがあります。私は現役時代に、ある
長老の息子の家庭内暴力をひょんなことから知ってしまいました。その親子は内外共に立派な評判を得ていたので
すが、その長老は息子の暴力行為が第三者に漏れるのをひどく恐れ、同時に長老としての自分の体面に傷が付くこ
とも非常に恐れ、脅しと懇願の二つをもって強い緘口令を敷いてきました。別に口外する気は無かったのですが横で
見ていて哀れなくらいでした。
あなたは、お姉さんを理解しょうとしておられて立派です。お姉さんも辛いことが多くて、そのストレスで二面性がひど
くなっているのかもしれませんね。いきなりネット上の情報を教えてあげると刺激が強すぎて返ってショックを受けてし
まうかもしれません。どうぞ巧みに、それこそ機会を見計らって徐々に教えてあげてください。



N010 投稿者    イルカさん 

わたしは幼いころから、常に「世の終わりが近い」と教えられ、幼稚園も行かず一日中奉仕活動に連れ回されまし
た。小・中と振り返るとエホバの証人一色で全くそれ以外のことは思い出すことができません。高校卒業のころにな
ると、神を喜ばせたいとの気持ちと周囲の期待もあり、すぐに正規開拓奉仕を始めそれから二年ほどしてからある地
方の必要の大きな会衆へと移動しました。

そこには既に巡回監督の代理をする特別開拓者が入っていたので、ずいぶん霊的に祝福された会衆だろうと期待し
ていましたが、実際には正反対でした。愛のない光景どころか不正・不公平な光景ををいくつも経験したことでこの組
織の偽善性に気付きました。

あるとき字を十分に読み書きできない中年の研究生が交わりだしエホバに信仰を持つようになり神権宣教者学校に
入校したいと申し出られました。でも、その願いはいくらたっても叶えられませんでした。理由は字が十分に読めない
からです。一方で特開者の80になる研究生は手厚い援助で入校しすぐに伝道者になれました。
他には特開者に批判的な人物には演壇の上から、あからさまに聖書という権威を用いて助言したり、へつらって乗用
車をプレゼントしたお金持ちの姉妹には大会で用いたりしていました。
特開者なので、野外で120時間奉仕する要求が課せられているにもかかわらず、実際にはほとんど伝道活動をせ
ず、集合場所に少し顔を出すとすぐに再訪問と言ってどこかに消えていましたが、それは誰も来ない山道に車を乗り
入れて昼寝をしたり、世の本(週刊誌!!)を読んでいたのです。
そんな兄弟でも開拓者学校の教訓者も務め勤勉に奉仕にいそしむようにと教えているのです。
そんな実態に間近に接し、わたしは次第に組織に疑問を抱くようになり、やがて心の病を患うようになりました。
今は離れて三年たちますが、ようやく最近は体も良くなり、少し積極的に生きられるようになって来ました。あとは組
織に残る現役の母にどのように偽りの宗教であることを気付かせるかです。
私の回復に皆さんの運営される「サポート倶楽部」がとても役立ちました。本当にありがとうございました。これからも
体に気をつけて苦しむ方たちのために頑張ってください。

※ものみの塔の権威者たちは、実は「愛に溢れたクリスチャン」ではなく、実際には差別的であったり、モノになびくこ
とはよく知られています。あなたはそのような実態を目の当たりにされて、組織の偽善性、ひいては真実性に疑問を
持たれて心の病を負ったとはいえ目覚められたことは本当に良かったですね。組織から離れその活動から全く身を
引いた今、「なんだか前よりも生きるのがラクになった」と思えるようになったことでしょう。これからは、あせることなく
ゆっくりと「普通に生きる」ことを味わい楽しむようにいたしましょう。私たちのサイトがあなたの回復に役立ったことは
大変光栄なことであり嬉しく思います。



N011 投稿者    トランプさん 

去年の暮れから活動を停止しているトランプと申します。2世なんですが、もう親の言うとおりに行動する歳でもない
し、これからは自分の意思でやっていきます。最初は会衆の長老やシモベ連中がやかましく訪問してきましたが、
「やめる」とは一切言わず、にこにこしてのらりくらりとかわしつづけました。最近ではあきらめたのか3月以降は接触
なしです。
離れてみてよく分かりました。組織によりいかに忙しく振り回されていたか、そうすることにより疑問を感じる間も考え
る時間もなく組織の言いなりになっていたかが。
まだ安心はできませんが、とりあえず経過報告としてメールさせていただきます。

※やはりあなたの経験が示すとおり、自然消滅を始めて最初の3か月くらいが1つの山場のようですね。その間「にこ
にこして」よく逃げ切りましたね。あなたのように「にこにこして」かわしつづけるのも一つの良い方法です。「やめる」と
はハッキリと口に出しませんが(言うと断絶扱いされかねないので) そのようにしてエホバの証人としての活動を少し
ずつ減らしていく、あるいは一気に停止して、これからの意義ある生き方にエネルギーを注入してください。
ただ、天災と同じで監督たちの訪問は「忘れた頃にやってくる…」ので、まだしばらくは心づもりが必要でしょう。



N012 投稿者    嵐さん 

バイと先の女の子と仲良くなっちゃって深夜デートしてたら長老から呼び出されてしまった。
俺にしたら別にやましい事はしてないのだけど、審理委員会が開かれると言われてしまった。
聞いたとたん頭がボーとして何がなんだか分からなくなったけど、これっておかしいですよね。
元々俺の会衆の長老は厳しいことで有名で、ここ二年足らずで七人ほどが排斥処分されてきたから、次はとうとう俺
の番かと一時は観念したけどでもなんか納得できないです。
審理委員会とやらに呼び出されても出なくていいんですよね。

※この投稿をここに掲載していいのかどうか迷いましたが、ご本人に確認したところ「構わない」との返事が来たので
このコーナーに掲載しました。
あなたが腑に落ちないのはもっともなことです。単なる深夜デートだけでは審理問題の理由にはなりません。ものみ
の塔の見解は「姦淫や淫行、または他の形態の『ポルネイア』を含む性的不行跡」が審理問題になるのです。単なる
深夜デートだけで裁くとなるとかなりの無理があります。たとえ呼び出されてもエホバの証人を続ける気持ちがない
なら、あなたには出席する義務も責任もありません。この機会に自然消滅を始めて間違った宗教に縛られないご自
分の納得のいく自由な生き方を追い求めてください。



N013 投稿者    トランプさん 

先月にも投稿し、体験コーナーにも載せて頂いた者です。その後の経過報告です。自然消滅を始めて半年が過ぎま
したが、3月以降長老たちの訪問はありません。時々母親を通して私の様子を伺っているようですが、引き戻すことに
ついてはあまり本気ではないようです。あきらめてくれたかなという感じが最近してきました。もっと大変だろうと予想
していたのですが思ったよりも波風がないので少し拍子抜けという感じです。
今は正規の仕事も見つかり、普通に働いて普通に生きています。職場の人たちも良い人ばかりで、最初に持ってい
た世の人のイメージとは全く違います。新入りに対して皆さんいろいろと親切で面白い方もいます。また集会や割り
当て、そして奉仕活動に振り回されない生活がこんなに快適だとは思いも寄りませんでした。これからいろんなことを
経験して人間的にも成長していきたいと思います。サポート倶楽部のサイト、本当に助かりました。ありがとうござい
ました。

※とりあえず、自然消滅が順調なようでなによりです。また当サイトがあなたのお役に立てて私たち管理人も大変嬉
しく思います。まだ自然消滅を始められて半年ほどですから、全面的に安心ができるわけではないと思い。いつ不意
打ちを食わすかのような長老たちの訪問があるか分かりません。しかし1つのメドとして二年ほども過ぎれば大丈夫
でしょう。宗教という籠から解き放たれた鳥のように自由に青春を謳歌してください。あなたが幸福にそして真っ当に
生きることがご家族をはじめ組織に残る人たちに対する最大の証言になるのです。



N014 投稿者    ラヴァンドさん 

備考=私は1世です。クラスメートに2世姉妹がおり、軽い気持ちで研究を始めました。

少し複雑な家庭環境で育ちました。義理の親から陰湿ないじめを受けていました。
そこで、ものみの塔組織が、世界的な兄弟関係だというところに惹かれました。

私には家族は頼りになりません。
宗教がどうなろうとも、それ以前から縁を切られたも同然のような状態でした。
学校ではそれなりの成績も修め、楽しく過ごしていましたが、大学には親の都合で行かせてもらえません。そのくせ
「世間体が悪いから」と地元の大学を受験させられました。合格しても
入学するつもりはありませんでした。家から出ることもできないですし、これ以上学びたい学問はなかったからです。

就職をするにあたっても、絶対に家から通えない場所に就職しました。難関で、大学受験よりはるかに難しかったの
ですが、運良く採用通知をいただきました。
それからが不幸の本格的なはじまりです。周りには誰も知り合いがいません。1人暮らしになったので、集会も全部
支持できます。仕事の疲れをおして夜の集会にも出ました。信仰心が薄かったのかバプテスマを受けたいと願うこと
はあまりありませんでした。

司会者から脅迫「献身しないと滅ぼされる」をさんざんされてやっと受けました。
そのうち、幼児期からの心の傷と、ものみの塔組織の過度な要求についていけない、ついていきたくない自分を責め
る気持ちとが噴出し、重い鬱病に陥ってしまいました。自殺未遂もしました。何度も何度も。
幸い、一命は取り留めることができました。
仕事を休むよう医師から言われ、ゆっくり休養をとりました。薬と休養のおかげでだんだん回復へ向かうにつれて、お
かしいのは組織のほうではないか、と思うようになりました。
現役の頃から児童虐待、PTSDに関心があり、世の資料も沢山集めていて、よく読んでいました。

ある時、雑誌の記事のおかしな点に気づきました。明らかな間違い、情報を一部しか流していないこと。それ以来出
版物が一切読めなくなりました。

病気はとてもつらい、苦しいものでした。けれども、ゆっくり考える時間があったからこそ脱塔でき、安らぎを得ることが
できたのだと思います。
若い研究生だということで、古株姉妹たちにいいようにあしらわれ、アッシー扱いされたり、最初の司会者からは人を
人とも思わぬ扱いも受けました。
鬱病で寝込んでいたので、友だちも失ってしまいました。連絡をくれても返事ができなかったのです。

たくさんのものを失いました。健康、友だち、彼、心、自尊心。ずっと1人ぼっちだと思っていました。
ここに寄せていただいて、脱塔の諸先輩方のアドバイスを参考にしながら、自分を取り戻していきたいと思っていま
す。世界的な兄弟関係などありはしませんでした。あったのは世以上にドロドロした人間関係の汚さ。

私は2回「見切る」作業をしなければなりません。まず「親を見切る」こと。
そして「組織を見切る」こと。
どちらも自分を守ってくれるはずのものでした。
しかし、どちらにも捨てられて、誰も周りには支えてくれる人もなく、独りで耐えるしかありません。

一見不運だった鬱病の発病ですが、これが自然消滅に役立ちました。
私の消滅時期が曖昧なのは病気を隠れみのにしたからです。病気で行けなかった集会、そのうち、回復するにつ
れ、行きたくなくなりました。
本当はいけるのですが、行かないようになりました。少し具合がよくなったことを知らせずに引越しをし、今では記念
式のチラシもポストには入りません。

とても安心できる生活を送っています。
ゆっくり休めたことと、いつも教理を丸呑みにせず、変だ、変だと自分で考えていたことが結果としてはよかったようで
す。
現役時代は疑問を持つこと自体、信仰の欠如と思って苦しみましたが、今では自分の思考力に感謝しています。
開拓をするようにとの圧力にもめげずに、ずっと全時間の仕事を続けたこともよかったようです。
これも現役時代はつらく肩身の狭いことでしたけれど、自然に世の習慣に馴染むことができたのは全時間の仕事で
教わったことのおかげです。
皮肉なもので、現役時代はダメだと思わされていたことが今の私にとってとても役立っています。

※ラヴァンドさん、過去の辛い生い立ちのことをよく話してくださいました。幼児期からの心の傷とエホバの証人になっ
た故に受けた心の傷。本当に大変だったろうとお察しします。仰るとおり、理不尽な圧力に脅し、理解不能・意味不
明な教え、それらは「ものみの塔」の特徴でもあるのですが、不思議なことにほとんどの現役の方はおかしいと気づ
きません。それは完璧にマインドコントロールされているからだと私は考えています。でもラヴァンドさんはよく気づか
れましたね。しかも、この投稿を拝見しますと、大変冷静に整然と綴られていますので、ラヴァンドさんのお気持ちの
ほうもだいぶ整理されてきているのではないでしょうか。
われわれ脱塔者は組織から受けた理不尽な扱いで痛く傷付きもしましたが、それは他の人の痛みを理解できるよう
になったことを意味しています。この心の優しさをこれからも大切にしていきたいですね。

最後に詩人である吉野弘さんのエッセイの一部を紹介しておきます。

「…幸いという漢字の中に、『辛』が潜んでいることに気づき、意外な思いをした。幸いという状態が、その中に『辛さ』
を隠しているとは想像もできなかったから。しかし、世間から幸福な人と見られている人が、他人には分からない辛さ
を抱いていることはありえること。とすれば、『幸』がその中に『辛』を含んでいてもおかしくないと納得した次第。ところ
が、『幸』が自分の中の『辛』に耐えているという前記の見立ては、何となく不満になり、この二字の関係を私はこん
なふうに読んでみた。『辛』を乗り越えて知る『幸』。
幸福という心情は、幸福に浸りきっている状態では中々意識できず、むしろ、挫折を経験してその辛さを克服した時、
強く意識する心情だろうと思ったわけです」

私も、この見立てに賛成します。生まれて以来ずっと幸せだったという人はあまりいないでしょう。むしろ様々な「辛
い」場面に直面するものです。でもそれを乗り越えてこそ、「幸福」という心情を強く感じることができるでしょう。


N015 投稿者    本田さん 

家内が14年ほど前に献身し、私もそれに引きずられる形で2年ほど遅れてバブテスマを受けました。研究生のころ
は「ラブシャワー」で大変歓迎もされ、素晴らしい兄弟関係、これこそ真理、霊的な楽園と思い込み進歩することに励
みました。

ところが献身しバブテスマを受け、深く交わるようになり会衆の内情や組織の中身がよく見えるようになってくると、
様々な疑問や「これは・・・?」と思うようなことを目撃したり、自ら経験するようになりました。それを具体的に書くと誰
であるか特定されてしまいかねないので今は控えさせていただきますが、この組織は愛があるという表面とは裏腹
に、内側はたいへんなドロドロしたものが渦巻いており、世の政治家も顔負けの「狡猾な政治」が行われているとだ
け申し上げておきます。

長老やMTS出身の男子は「聖霊が任命した」とか「霊的な男子」とか言われますが、そんなことはありません。たい
ていは権力と欲望の塊で人から注目されること、人気を得ること、物質的な物をもらうこと、一般信者を支配したがる
こと、自分が指示を出して人を思うとおりに動かしたいなどの欲望がみえみえで、これが「霊的な男子」のすることか
とがっかりさせられ続けました。私のような、少し反応が鈍いのろまな人間は、都合の良いようにこき使われるだけ
で、用事がない時は完全に無視でした。他にもいじめにあっている姉妹、ことあるごとにたかられている姉妹。陰で笑
いものにされている姉妹や研究生。これが私の交わっている会衆だけではなく、私の知る限り近隣の会衆でも同じよ
うな状態なのです。

それでわたしは、昨年の春頃から体の調子が悪いという口実の元に、徐々に集会や奉仕を休むようになり、現在で
はほぼ完全に交わりを絶っています。今年の4月を最後に牧羊の訪問もなくなり、ホッとしているところです。
当初は、どんな理由があれ、組織についていけなかった自分を責めたり、折角築いた人間関係を失い、精神的に苦
しい時期もありましたが気分転換にパソコンをするようになり、インターネットで偶然に皆さんのサイトを見つけ、随分
楽になりました。自分だけが落ちこぼれと思っていたのですが、脱塔者の諸先輩方のカキコミに納得したり、慰めら
れたりしたおかげで精神的にも回復してきたようです。これからは集会や奉仕なによりもゴタゴタに振り回されない平
穏な生活を楽しみたいと思っています。

※世間の評判がいいとよく言われる、エホバの証人の内部が実際にはどのようなものであるかを証言する貴重な投
稿です。私も現役時代に投稿者氏と同じようなことを経験したり間近に目撃したりしていましたので大変納得のいくも
のです。世間の評判がいいというのは、恐らくそういう(作られた・誇張された)ニュースソースだけを前面に出して、
組織が評判をコントロールしているからだと思います。私が知る限り、世間の評判は決していいものではなく、一般の
人たちから様々な悪評も聞きます。いずれにしても、本当にご苦労様でした。まだ牧羊訪問される可能性があると思
いますが、断絶や排斥処分にされないよううまく切り抜けて、無事自然消滅を達成されますように私たちも応援いた
します。



N016 投稿者    ラヴァンドさん そのA 

心の整理がつきつつあります。
鬱病やその他の疾患ゆえに、仕事を辞めなければならず、次の仕事はまだ見つかりません。
それどころか、仕事を探しに行くことさえ現在は困難です。
引きこもりになりたくないのに、具合が悪くてどうしても家から出られない、出たくても出られない、このような状態は、
もとが出たがりな私にはかなりのストレスです。

 けれど、人生の中にはこんなこともあっていいじゃないか。気楽にいこう、今まで子ども時代も現役時代も心を押し殺
してガマンして、壊れてしまったのだから、と開き直っています。

 幸せの字に「辛い」が含まれるとのコメント、とても興味深く読ませていただきました。
ありがとうございました。全然関係ないのですが、浜崎あゆみの歌を思い出しました。
「決してきれいな人間(マル)には なれないけれどね いびつに輝くよ」
きれいな人間=完全な人間なんて魅力ないですよ、いびつでも、壊れてつなぎ合わせた心でも輝くことはできます。
そちらのほうが、面白い輝き方ができるのではないでしょうか。

 今は、金銭的な不安はありますが、いい医者とめぐり合い、医療面では安心しています。
お金の手持ちがなければ、次の診察でもいいよ、と言ってくれるようなドクターです。
(医療費軽減措置を受けているので、数百円の負担ですむのですが)

 このような「世の人」と接するうちにやはりJWを辞めてよかった、と思います。
幼児期のことがありますから、私はJWと関わっていなくても心を壊していたと思いますが。

 組織と関わった時間は、無駄なことも沢山ありました。けれども、このように言葉をつくさずとも
わかりあえる仲間ができたこと、これは私がJWであった時期があるからできることです。

 ネットでは、どこを開いても2世さんが主宰されていて、2世さんばかりが参加しているサイトばかりでした。なかなか
入り込めずにいました。そんな時、こちらを見つけることができました。
1世も2世も、どちらも傷を負っているのです。
1世の傷を語る場を作ってくださって、ありがとうございます。イヤなこと、苦しかったことが多かった現役時代でした。
でも、嫌なことばかりではなかったですし、楽しいこともあった、あの時代は間違った道を歩いてしまった時代ではあり
ますが、長い人生、時々は間違うことだってあるでしょう。

 勇気を持って脱塔して、沢山のbravepersonsと知り合いになれたことは、私にJW経験があればこそです。
病気との闘いは続行中ですけど、のんびりやっています。ありがとうございました。

※NO14のラヴァンドさんの二回目の投稿です。まず「心の整理がつきつつある」と仰っているのが何よりですね。先
のことを考えると不安なこともあるでしょうが、「明日には明日の風が吹く」くらいに考えて気楽な気持ちでお過ごしに
なられるようにお勧めします。
過去にJWであったことを全面否定せずに、考えようによったら良いこともあったと受け止められるのは大切なことで
す。仰るとおり、長い人生、時々は間違うことだってありますよね。間違いに気づいたらやり直したらいいのです。私
は人生百回でもやり直しができると考えています。
「決してきれいなマルにはなれないけれどね、いびつに輝くよ」。これいいセリフですね。現役から見れば我々脱塔者
は真ん丸ではないかもしれませんが、判で押したような冷淡な真ん丸よりも少しいびつなほうが人間味があっていい
のです。bravepersonsとしてこれからもいびつながらも一緒に輝いて行こうではありませんか。



N017 投稿者    志のさん 

 まだ日本がバブルに浮き立ち,サラリーマンがほとんど家にいなかった時代,新婚家庭の主婦の所に一人のエホ
バの証人が訪れました。主婦は寂しさの気まぐれに話を聞き,エホバなら寂しい自分を愛してくれると信じてしまいま
した。
ところが入ってみるとそこは野望,嫉妬,ねたみ,非常識,そんなものが飛び交う恐ろしい場所だったのです。

 最終的に私が離れることを決意したのは,何も知らない人々に,うそをつき続けることができなかったことでした。そ
こにいる自分は不幸の塊でしかないのに,「ここに来れば幸せになれる」と言って回ることはうそでしかない。

 確かにそこにも真実美しい人はいました。懸命に神にかなう人となるよう戦っている人。けれどそんな人は他にいい
ように利用されている。そんな姿を見るのも辛かった。そしてまさか自分もいいように利用されていたとは…

 理不尽な巡回監督や長老に苦しめられている仲間だと信じ,ほかでは決して出さない本心も話してきた人さえ,裏
ではそれらの人に賄賂を渡し,夫や我が子を引き立ててもらうのに懸命だった。

 世間の常識など全く無視で続けられる兄弟姉妹だらけの会社運営。お金が無いといい続け,奉仕の時もそれ以外
も全て楽園まで立替のはずだった人も実はとても裕福だった。

 果ては長老間の争いに巻き込まれ,相手の足を引くのに私ばかりか子供まで振り回されて…

 そんなところで得られる幸せがどんなかたちをしていたとしてももう欲しくない。
そして第2,第3,の私を作り出す手伝いなど,決してできない。

 2003年3月ある日突然全てを放棄し今日に至っています。子供への影響や自分のこれからを考えて絶望の淵にい
ましたが,インターネットで真実を知り,自分を責めることを止めても良いと気付きました。

 あそこでの生活に満足している人はいい。けれど苦しみつつそこしかないと思わされている人には,1日も早く気づ
いて欲しい。そして気付きながらも一歩を踏み出せないでいる人には,心からのエールを送りたい。今はそんな気持
ちでいっぱいです。

※ものみの塔の言う「愛ある組織」というのは、実は表看板だけで、実際にはあなたのように理不尽な扱いを受けた
り、不当な苦しみや重荷を背負わされてしまう人々は多くいます。確かに中には立派な人格を付けた人もいますが、
それだけで「愛ある組織」「真の組織」にはなりません。この宗教団体は真面目な人、誠実にやっている人ほど苦境
に断たされてしまい、最悪の場合は、家庭もその人の心もそして時には命さえも粉々に破壊されてしまうケースもあ
ります。それでも責任は組織ではなく、その人個人にあると言われ傷ついて尚責任まで負わされてしまうのです。で
すから傷が深くならないうちに、あなたが見切りを付けられたのはむしろ良かったと思います。心に残る傷はまだある
と思いますが、少しずつ回復させながら、精神の自由を取り戻し、あなたならではの幸せな人生を歩み始められるこ
とを期待しています。お疲れ様でした。



N018 投稿者    ポチさん 

 10年位前から、病気(自律神経失調症)を理由に徐々に集会等に参加しなくなりました。
2年前からJW系サイトを見始めた事をきっかけに、自分で確信を持って、離れることを決意しました。

 最近になって、再び長老による家庭訪問を受けるようになりました。
こちらが病気で苦しんでいて、こっちから訪問をお願いしても、まったく無視していたのに、離れることを決意したとた
ん、あわてて訪問し始めるのは困ったもんです。

※助けが必要なときには無視し、助けが必要なくなってから家庭訪問をするとは信者の必要を理解していない本当
に困った長老団ですね。とにかく今は病気の回復に努め、長老達に振り回されないようにして下さい。



N019 投稿者    sakureさん 

 エホバの証人として10年以上過ごしてきました。家から家の奉仕で訪問を受け研究を始めた典型的な主婦姉妹で
した。最初は少しの疑問も抱かず神の存在や楽園、ハルマゲドンも信じて疑いませんでしたが、ある事件をきっかけ
(これは公表できません)にまず巡回監督に疑問を抱き、次に会衆の長老達や組織そのものに疑問を抱き、それでと
うとう禁止されているインターネットで調べているうちに、エホバの証人情報センターにたどり着き、半信半疑だった疑
問が確信へと変わりました。

 私の場合は、組織が真の宗教でないと確信したならあとは早かったようです。○月1日からすべての活動をストップ
すると心に決めて実行しました。会衆の皆は突然のことで驚いたようですし、長老達の頻繁な訪問もありましたが、
主人に協力してもらい、「調子が悪いので訪問してほしくない」などと断ってもらい今に至っています。子供達も最初
は集会に行かなくなって少し驚いていたようですが、かえって今のほうが伸び伸びとして表情も明るくなってきまし
た。集会や奉仕に連れまわされていて辛かったのでしょうね。
今は時間に追われることなく平穏な生活を送っています。

※ご主人の協力があればこそですね。自然消滅過程での牧羊訪問には一般的にご主人が前面に出て対応してくれ
ると効果は高いようです。子どもたちも明るくなって何よりです。WTの教理に影響されることなく自由で幸せな家庭を
築いていかれることを期待しています。



N020 投稿者    メンデルさん 

 元二世です。母はエホバの証人を25年以上やっていると思います。前々から組織への不信感は強かったのです
が、野外奉仕に何の価値も見出せず、集会も集会の準備に当てる時間も人生の無駄と感じるようになって来ました。
無理してこのまま続けていくことは自己崩壊をきたす予兆も感じ、エホバの証人として生きていくことの限界を悟りま
した。

 そのこともあって20代も半ばを向かえ、そろそろ自分の生き方は自分で決めてもいいのではないかと昨年の終わり
頃から自然消滅を実行しました。不活発のレッテルも特権の削除も別にどうでもいいという気持ちです。母親には自
分の思いを伝え、会衆の長老達の牧羊訪問には極力逃げの一手で会わないようにし、GOING MY WAYを貫いてい
ます。これから自然消滅を目指される二世の皆さん、そして自分の人生をこの組織のために犠牲にしたくない方、最
初は不安も多いですが一歩踏み出せす勇気が大切です。私の経験が何かの役に立てばと思い投稿しました。

※自己崩壊を招く前に自然消滅を実行するというのは、あなたの本能的な安全弁が働いている結果だと思います。
辞めるにしろ、続けるにしろ自分に正直に生きることが大切ではないかと思います。それと母親との関係とエホバの
証人であるかないかは本来別問題ですね。組織から離れられても母親との良い関係を保ちつつ普通の社会人として
成功を収められますよう応援しています。



N021 投稿者    トドさん 

自然消滅する気は無かったんですが、体が動かなくなちゃいました。

最初、母親や会衆の長老たちからは「サボリ」とか「怠惰」とかあげくには「サタンの影響」とか言われましたが、誰も
本当の僕の状態を理解してもらえませんでした。

定期的に襲われる腹痛、 下痢、 体のだるさ、頭痛、動悸、食欲不振・・・。
誰がこんな体にした?。奉仕だ、集会だ、バブテスマだ、補助開拓だと「励まし」という名の圧力をかけ続けたのは一
体どこの誰だ?。

そして壊れたら、誰も見向きもしなくなる。
ようやく集会にいっても、誰も相手にしてくれず、
話しかけても曖昧な作り笑いで避けられて。
気がつけば放り出されていた俺がいた。

自然消滅とは少し論点がずれているけど、
これが「愛ある組織」の実態。
世界中の人々に知ってもらいたい。JW組織の本当の姿を。
というわけで投稿させてもらいました。

※まずは、お疲れ様でした。そして本当にひどい目に遭われましたね。仰るとおり、これがものみの塔組織の実態で
す。組織拡大にどれほど役に立つか、どれほど利用できるかが第一であることがよく分かる経験です。こんな宗教組
織のことは一日も早く忘れて、別の人生をしっかりと歩まれるほうがあなたのためになることは明らかです。辛いこと
や忘れてしまいたいことは、全部ゴミ箱に入れてしまって、休みながら 立ち止まりながら、時には迷いながら 遠回
りしながらでも、あなたオリジナルの人生を生きてください。それにはまずは体の調子を整えることを第一にして、焦
ることなく少しずついろんなことに挑戦してください。当サイトはいつでもあなたを見守っています。



N022 投稿者    出雲さん 

こちらのサイトの名前を拝見して、「エホバの証人をやめる」サイトではなく、「エホバの証人という集団が自然消滅す
る事を願う」サイトと勘違いして、色々なご意見を読ませて頂きました。

私の母は私が物心が付いた時からエホバの証人で私は幼いうちから集会や伝道に参加していました。最近母に何
度かエホバの証人の団体の矛盾点や欺瞞について話したのですが、母は無視して「本当の事は必ず明らかになる
から」と答えるだけで、私の声に耳を傾けてくれません。その様な経緯から、「エホバの証人という団体が自然消滅し
てくれるならどんなに良いか」と考えていたので、勘違いしてしまったようです。

前置きが長くなりましたが、私個人の経験と葛藤と今後の希望について話していきたいと思います。
私が高校の時には協会は「優秀な子供は世の人に対しての証言になるので大学に行く、そうでない子供は高校を卒
業したら伝道生活に入る」という方針を打ち出しており、私は勉強はできたので、大学に行く事になりました。
高三の時、重症の拒食症になり、もともと細い方だったのですが、体重が20kg台にまでさがり、病院でも「生きている
のが不思議」といわれていました。何故拒食をするのかの原因について
は誰も調べようとせず、そのうち過食になり体重は元に戻ったので家族のものも誰も私の病気についてかまうことは
ありませんでした。

その中でも高校の教師が勧めた大学に受かり、東京で一人暮らしをするようになりました。
東京でも住んでいる所から近い会衆に交わっていたのですが、兄弟姉妹達から、「すごい学校ですね。あなたの学
校のその学部を卒業したら必ず大会で経験を話す特権が与えられますよ。」と言われ続けました。私は拒食になって
から体も弱く、奉仕活動や集会にも熱心に携わ
っていないのに、何の経験を話せば良いのか見当もつきませんでした。今考えてみると、他の宗教でも行なってい
る、社会的地位が高い人や有名人又有名学校の学生達を宗教の広告塔として利用するのと全く同じ事をエホバの
証人も行なっていただけなのですが・・・

幼い頃から終わりが来る来ると言われ続けていたので私には将来に対する希望も自分の夢もありませんでした。勿
論今も同じで、漠然と日々を送っております。終わりは来ないまま大学を卒業し、教授の勧めで同じ大学の大学院を
受け、修士課程に進む事になりました。その頃は一時期何度も出版物で取り上げられて来たように高等教育を罪悪
視する風潮が薄れてきた時で、私が修士に進む事も母も喜んでおりました。修士を卒業しても勿論終わりは来ず、何
もする事が分からないまま実家に帰りただぶらぶらと過ごしておりました。小さい頃から「学
校を卒業してから就職するのはいけない事、終わりの日に向かって常に準備ができていなければならない」と教え込
まれていたので、就職活動もすることなく、集会や奉仕などの活動だけをするようになりました。

そうやって何ヶ月か過ぎた頃、母が、「しんどかったら来なくてよい」と言うようになりました。私は訳も分からないま
ま、会衆にも行かずというより行けず、仕事はないのでする事もなく、ただ毎日ぼんやりと生き、そのようにして又何ヶ
月か過ぎた頃から自然と自殺を考えるようになり大量に薬を飲み病院に運ばれました。胃の洗浄を行い、自殺は未
遂に終わりましたが、朦朧とする意識の中で「死にたくない」と繰り返し唱える私に母が、「エホバがおられるからよ」
と言った事を覚えています。

それからも母は「集会に来なくてもいい。あなたが来るとつまづく人もいるから」と言い、集会に参加はしませんでし
た。実際集会に行くと私に勉強法について尋ねる母親姉妹や子供たちが多く、長老達が心良く思っていないようで、
注解に手を挙げても無視されてばかりいました。
あんまりにもする事が無いと又自殺騒ぎを起こすと思ったのか、取りあえず留学に送られました。それから4年程英語
とフランス語の語学留学をしたのですが、帰省するたびに「集会に行く」という私に母は「休んでいていいから」とい
い、訳が分からないまま集会と疎遠になっていきました。

留学の最中も精神的に安定せず、薬を飲み続け、何度も「死にたい」と母に電話を掛けたのですが、「馬鹿な事を言
わないの」と言って一方的に電話を切られてばかりいました。
留学中に知り合った外国人と結婚する事になり、母に言わなければと思ったのですが、小さい時から結婚は良くない
事と教えられてきたので、本当に長い間苦しみ彼から直接話してもらいました。結婚してから何年か彼の国で住んだ
のですが、その間義父の勧めにより博士過程に通う事になり、又目的も無いまま勉強する事になりました。現在は
来年の春に卒業を控え論文提出も終わったので、義父が私が気楽に暮らせるようにと日本の実家の近くの都市に買
ってくれたマンションと彼の国を行ったり来たりしながら暮らしています。母は「もったいないからなんか仕事を探しな
さい」と会う度にいいます。

ここまでが私の生きてきた履歴なのですが、自分からエホバの証人との交わりを絶ったのではないのに何故か離れ
てしまい、そうこうしている間に実はエホバの証人は彼らの出版物で毎日自画自賛しているようには良い評判を得て
いない事や教義が何度も変わっている事、又神だけを信じると口ではいいながら実際は人物崇拝(組織崇拝)をして
いる事等が分かり、エホバの証人は真に間違った教えであるという事を理解するに至りました。又、色々なサイトを見
て多くの(特に二世の)被害者がいて私と同様に鬱病や拒食に悩んでいることが分かり、悪いのはエホバの証人とい
う宗教団体であり、母も又犠牲者である事が分かりました。

私はどうも幼い時から今も、ただ母に認められたいのだと思います。兄弟達が皆集会に行かなくなっても私は母に喜
ばれると思って通い続け、母の「集会に行く人は世の人に証言になるように勉強も頑張らなければいけない」という言
葉に従って、常に良い成績でいるように頑張りました(その為、長老達からは不興を買い、集会に出席できなくなった
のですが)。また拒食になった事も何度も自殺未遂を繰り返している事も、母親から心配されたいからだと自分でも思
います。
今も母に何度かエホバの証人が間違っている事を話していますが、そのために母が気分を害さないように色々な贈
り物や旅行に連れていったりしているのですが、母は私が望むような愛情を与えてくれません。

エホバの証人の教えは本当に愛がありません。私が求めているのは普通の親子の愛なのですが、母は飼い猫は盲
目的に可愛がっていますが、私には冷たいままです(自分では愛を持って子供に接していると言いますが)。

現在優しい夫と恵まれた経済状況また十分な学歴をもっていて、何も不足はないのでしょうが、毎日死にたいという
考えから逃げられません。母をエホバの証人から切り離す事ができたら少し明るく考えることができると確信してお
り、それだけが望みです。

夫が「働くのも家にいるのもあなたが好きなようにすればいい。何もしなくてもいてくれるだけで私は幸せだ」と言って
くれ、いつも死にたいとか悲観的な事ばかり言う私に、何度も「人生は楽しく素晴らしい事」を繰り返し聞かせてくれる
事が救いです。

母の望む通りに幼い時から集会の活動と勉強に打ち込み心身共に廃人になったのに、次は就職する事を要求し、そ
れでも愛してくれないので、私は本当に嫌で駄目な人間だと思っていました。でも夫は「何をしても何をしなくても愛し
ている」と言ってくれます。夫の言葉から今まで私が「愛、愛」と口では唱えながら愛の無いところに居たという事が
分かりました。そしてエホバの証人の教えが自分を破壊していた事に気付いた今も死にたいという考えから抜け出
せません。やはり自我の形成される前から人生の殆どの時期をエホバの証人の教えで充満させて生きてきたので、
他の価値感を知らないからでしょうか。

母は常に父を悪者だと子供たちに言ってきました。私も父は悪い人間だと思っていました。今考えたら、父も同様に
被害者で可哀相な人なのだということが分かりました。結婚してすぐに妻がカルト宗教に入り、子供達から切り離さ
れ、日曜日も家族揃って過ごした事が無く、幼い時に会話をしていないので、今でも子供たちとは距離がある、不幸
な父。彼の人生は母の入信でその大半が平安のないものでした。母が協会から抜け夫婦関係を見直したら、少しは
幸せになれると思います。

これからの人生は両親に少しでも普通の幸せを感じてもらえるように私も尽力していきたいと思っています。

取り留めの無い文章を、最後まで見て頂き有り難うございました。

※JW2世としての壮絶な生い立ちといえます。あなたがエホバの証人という宗教的な重荷とそれに伴って患ってしま
った拒食症による生命の危機という絶望的な情況の中で、見事に大学に合格し最高学府での学びを自分のものとさ
れたことに深く敬服いたします。加えて協会の教えにより、すっかり自分の考えを失い組織のいのままになってしまっ
ている母上様に対しても恨むのではなく、「母もまた犠牲者」であることを理解されたあなたは大変理性的な方だとい
えます。あなたが普通の親子の愛を求められることはとても自然なことであり、子どもはこれなくしては大変苦しい思
いをしなければなりません。あなたの今回の投稿はそのことを如実に物語っています。子どもの心それは目に見えま
せんけれど、とても大切なものといえます。なぜならそこにその子の命が宿っているからです。あるがままのその子を
受けいれ慈しみ誉めること。それが子どもを愛するということです。しかしそれさえも制限し親子の愛情を切り離しあた
かもロボットのようにしてしまうのがものみの塔組織の恐ろしい面でもあるといえます。
幸いあなたは、「これからの人生は両親に少しでも普通の幸せを感じてもらえるように私も尽力していきたい…」と仰
っています。この言葉に読者の皆さんは慰められ励まされるでしょう。
親を恨むのではなく、恨むなら「組織」を恨まなければならないからです。親もいわば犠牲者。あなたの優しい言葉に
一世も二世も助けられました。ありがとうございました。



N023 投稿者    慎一郎さん 

管理人の皆さん、初めまして。2003年の夏頃から組織を離脱している慎一郎といいます。ハンドルネームです。
昨年の秋に初めてパソコンをインターネットにつなぎJW系と呼ばれる様々なサイトを見てしまいました。お陰で僕の心
に巣食っていたマインドコントロールの足枷が解かれ、感情的にも精神的にも回復の速度が増してきたように思いま
す。

ただ、少し残念なのは一部の掲示板などで現役証人を非難するような書き込みを見たことです。
僕の母は古くからの信者で、まだこの地域に5,6人の証人しかいない時代から交わっています。しかし古い開拓者の
証人は攻撃の対象にされやすいのか、新しい人や若い人に圧力を加えたり、ローカルルールを押し付けたりして不
当ないじめを加えているような書き込みを目にすることがあります。それを見るたびに心が痛みます。
僕がここで言いたいのは、。固定したイメージをサイトを訪れる人に植え付けてほしくないということです。古い開拓者
の証人がすべてそういう人ばかりではありませんよね。本当に親切で控えめで敬虔な人もいることを知ってほしいと
思うのです。僕が言うのもヘンですが、僕の母は決して他の人を裁いたこともローカルルールを主張したり押し付けた
りしたこともなく、他人の悪口もその口から聞いたこともありません。ムチ全盛時でも僕にムチをしたことがなく悪いこ
とをしてしまった時には口で優しく諭す人でした。もちろん日本には大勢の証人がいるので中には問題視される人も
いることは確かですが、「古い姉妹・開拓者=すべて極悪人」のようなイメージや茶化すような印象をネットを通して広
めてほしくないと希望するのです。

さて、前置きが長くなりましたが、僕は母の入信により30年近くエホバの証人と関わってきました。いわば今までの
僕の人生そのものがエホバの証人であり、生き方そのものでした。しかし、繰り返される教義の変更や新鮮味のな
い集会のプログラム、そして奉仕の僕や長老・巡回監督、開拓者などの立場に象徴される階級制度、輸血禁止に関
わる教義の変遷とその矛盾、野外奉仕に代表される非産出的な活動への強制参加、就職や結婚などの個人的な
事柄に関する組織の踏み込み過ぎた指導、なによりもこのままエホバの証人を続けても将来が見えてこないことな
どの原因により精神的に疲れてしまい、現在自然消滅の形を取っています。
今では、他にもっといい生き方があるのではないか、もっと自由に生きてもいいのではないか、一度組織と距離を置
いた生き方をして本当のところ真実はどこにあるのかなど自分の目で見て確かめる必要があるのではないか・・・と
考えるようになっています。そんな状態の時に、同じような自然消滅を勧める、こちらのサポート倶楽部のサイトを見
つけたいへん勇気づけられました。

僕の場合は、まず母に上の気持ちを話しました。母は元々感情的にならずに話し合える人だったので終始冷静に話
を聞いてくれました。そして寂しい顔であったものの大人としての僕の考え尊重するといってくれました。
次に会衆の長老団に僕の気持ちを伝えました。去年の夏のある木曜日の集会後、執務室で3対1の形で座りまし
た。すごく緊張しましたができるだけ落ち着いて僕の気持ちを伝えたつもりです。それまで一応模範的と見られてい
た私の突然の「静かなる反抗」に誰もが驚きの表情をしていました。例によって聖書や協会の出版物を開いて諭され
ましたが、どうしても僕が決心を変えないのをみると(終わったのは午前二時ごろでしたから時間的な問題もあったと
思います。)問題は一旦先送りという形にされてしまいました。でも、僕にすれば僕の考えを伝えることができたので、
そのまま集会や奉仕に出なくなり現在に至っています。
あの時の話し合いで、僕の意志が相当に固いと分かったのか、その後の長老からの接触の試みは2、3回ありまし
たが面会を拒否したらそれ以降は全くありません。断絶扱いにもなっていないようです。

簡単ですが、これが僕の自然消滅の経験でした。母にはここまで育ててくれたことに本当に感謝しています。そして
とてもよくできた母です。古くからの開拓者ですが、自己主張をすることなくいつも親切で噂話や中傷の話には一切
関わらない態度を貫ぬき、誰に対しても公平な態度を示していました。そんな現役の母を僕は尊敬しています。僕は
一旦離れることにしましたが、でも母にはエホバの証人のままでいてほしいと思います。なぜならJWの教えが偽りだ
ったなんて知ったら多分生きていけないほどのダメージを受けてしまうからです。母には母の信じるものがあって、組
織を拠り所としていてもいいと思います。
いろんな事情で辞めざる負えない人たちのために、罪悪感を打ち消し、辞めていく方法や精神的なサポートをしてく
れているこのようなサイトは本当に素晴らしいと思います。僕も仕事が落ち着いたら協力したい気持ちです。管理人
の皆さん、これからもがんばって下さい。

※長いあいだJW二世としての精力的な歩み、お疲れ様でした。そして自由を求めるための新しい生き方を選択され
たあなたの門出を心からお祝いさせていただきます。もちろん平坦な道ではありませんが、山あり谷ありの人生をあ
なたがあなたらしくご自分の考えで選択し力強く歩んでいかれることを期待しています。そして、あなたが仰られると
おり、確かに「古手の開拓者」の信者達がすべて悪い人ばかりではありませんね。古いとか新しいとか開拓者とかそ
うでないとかはあまり関係ないように思います。私も古い開拓者の姉妹達を何人も知っていますが、そうじて控えめ
で敬虔な方を多く知っています。今でも外でばったり出会うと本当に心から敬意と親しみを込めて接してくれます。こ
のような人は離れてからも知り合いになれて本当に良かったと思ってしまいます。「JWの世界」も「この世」も、尊敬で
きる人もいれば、そうでない人もいる。それはどこの世界も同じですね。サイトを運営するものとして世間に誤った固
定観念を植え付けてしまわないよう気付かされました。そして、あなたの自然消滅の経験はとっても立派なもので
す。長老という、いわば会衆の「責任者」に、ご自分の考えをきちんと伝えられて辞めていかれました。これは誰もが
出来る方法ではありませんが、「けじめ」をつけるという点でいい方法だと思います。もちろん、面と向かって言えない
状況にある人は少しずつ消え入るような方法で辞めていかれてもよい訳ですが、あなたの勇気に敬意を表します。そ
してあなたの大切な母上様をこれからもどうぞ大切にしてあげて陰に日向に優しい関心を払ってあげてくださいね。投
稿ありがとうございました。



N024 投稿者    織江さん (新)

管理人様、はじめまして。
私の自然消滅の経験を投稿します。
きっかけは、会衆の長老や組織の提案どうりにすればするほど、家庭崩壊が進み、親族から見放され、安定した仕
事も調整という名の元に取り上げられ、何もかもなくしてしまった喪失感と言いようのない自己嫌悪のためです。今や
っと、組織が偽りの宗教であり、信者の生き血を吸って拡大を続けているカルト宗教であることに気が付きました。で
も今ごろ気づいても遅いですよね。自業自得という部分もあると思います。
私の場合は、会衆の長老に「集会には行けません」と連絡だけしました。それ以降ずっと行かずに4年近くが過ぎま
した。その間、会衆からの牧羊の訪問は一度もありません。定期的に受け取る雑誌の寄付すらできない状態だった
ので会衆にとっては必要な成員ではなかったのかもしれませんね。厄介払いができたと喜んでいるでしょう。

最近ようやく生活と収入も安定し落ち着いた暮らしができるようになってきました。インターネットをするまでは、エホ
バの祝福が注がれないのはすべて自分が悪い自分に原因があると責め続けてきましたが、やっとその思いから解
放されました。これもこちらのサイトや他のサイトのお陰です。もう一度人生やり直します。このまま潰されたままでは
悔しいです。宗教は懲り懲りです。

※組織の理不尽な要求に従ったために、大切なものをなくしてしまったという方は多くおられます。あなたもその典型
的なお一人で、その痛みは本当に辛いものです。しかし、心の整理をつけ新しい人生を踏み出されるお気持ちを聞け
て大変嬉しく思います。証人時代のように組織から押し付けられた借り物ではない、本物のご自分の生き方を見つけ
てください。そしてそのご自分の選択に誇りを持ってください。脱塔を果たして、「精神の自由」を回復させつつ、この
世で納得のできる生き方を模索し歩んでいかれるあなたのような方を私たちは応援しています。



体験談目次



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