自己防衛対策コーナー


その1.「排斥と断絶のはざまで」

  このコーナーでは「どうしたら排斥になるのか」・「どうしたら断絶になるのか」では、「どうしたら
それらを避けることができるか」を説明します。みなさんが無事「自然消滅」を成功させることが
できるよう応援いたします。

●「排斥」とは・・・
  不道徳(いわゆる姦淫・淫行)・背教・泥酔・喫煙・賭博・盗み・殺人・暴力などを行ったという
理由で普通は長老三人で構成された、審理委員会なるものに呼び出される。

  審理委員会に呼び出される根拠は、「自らの告白(いわゆる悪行の認知)」か「二人か三人
以上の目撃証人による明確な証言や証拠」による。このことは、証人が一人だけなら、どん
な処置も取られないことを意味している。
 
  複数以上の目撃証人がいる場合、二人の長老が当人に直接会って、告発されていること
を話し、審理委員会への出席が求められる。

  審理問題の一番多い原因は「不道徳」つづいて「喫煙」や「背教」であり、世間一般から言
えば罪でも何でもないことが多々ある(盗みや殺人・暴力を除く)のだが、では、排斥を回避す
るにはどうしたらよいか。

・まず第一に「自らの告白(悪行の認知)」をしないことである。
二人以上の目撃証人がいる場合、「審理委員会への招待」があるが、出席する義務はない。
だから出席しないことである。委員会に出席しないこと自体は、“有罪”の証拠にはならない
のである。
逆に委員会に出席し“罪”をいくら否定しても、二人以上の証人がいる場合、有罪判決が下さ
れる可能性が大いにある。むしろ「悔い改めていない」と見なされるのである。
結論としては出席せず、そのまま逃げ切ること。逃げ切って現在は平穏に暮らしている元JWを
私は何人か知っている。

では、あなたが、すでに現役ではなく、離れてある期間が経過している場合はどうか。
ポイントは次の5つです。

1.あなたが今でも、自分がエホバの証人であると公言しているかどうか。
2.あなたが、会衆や地域社会のどちらかから、一般にエホバの証人と見なされているかどう
  か。
3.あなたが会衆の成員とある程度、接触や交わりがあり、少なからず影響力があるかどうか。
4.その問題がどのように長老たちの知るところとなったかどうか。
5.あなたが自ら進んで審理委員会の会合に出るかどうか。

により、扱いが変わってきます。また、一概に上の五つの条件をただ機械的に当てはめるので
はなく、それこそ会衆の長老たちの個々の考え方や解釈の仕方により、同じような問題でも全
く異なった扱いになる場合もある。ケースバイケースであることを理解しておくこと。

  大切なことは、あなたが価値基準をどこに置いているかである。
繰り返すが排斥理由の大半は世の法律ではなんら罪にならないものである。例えば、純粋に
恋愛をして深い仲になったとしてもそれは咎められることだろうか?。喫煙や他の宗教の教えを
信じても、それにより罰せられることがあるだろうか?。それらは自己責任のうちに行うことであ
って、大の大人三人の前に呼び出されて、「いつ、どこで、どんな状況の元で、どんなことをした
か?」とか、尋問の佳境に入ってくると「ペ○スの挿入があったか?」とか「あなたはどの程度抵抗
したか。それとも自ら積極的だったか?」とか、その他とてもこには書けないようなことまで、なぜ
聞かれなければならないのか。そしてなぜ話さなければならないのか。
若い女性であるなら、いや男性であっても、これは拷問に等しいのである。

  あなたがもし、まだものみの塔の教えの内に価値基準を置いており、「その律法がすべて」
とお考えなら素直にすべてを話して、憐れみを乞えばいいだろう。そうしてエホバの証人の立
場でこれからの人生を過ごしていかれたらいいと思う。
  しかし、すでにそこに価値基準を置いていないなら、自分はエホバの証人であることを望ま
ないと考えているなら、排斥の取り決めは全く屑に等しいもので、しかも全く恐れる必要のない
ものではないか。

  一般に世の普通の人なら何ら咎められることのないものであって、わざわざ審理委員会に
出席して心に大きな傷を負わされて引きずって行く必要は全くないのである。
盗みや暴力などの「犯罪」が原因なら、審理委員会以前の問題であって、人間として罪を認
め、悔い改めて立ち直ることをお勧めするが、それ以外のことであれば、何も自己否定した
り、自己嫌悪に陥ったり、自分を責めたりすることなく、貴重な「人生劇場」の一場面として消化
吸収し自信を持ってこれからの行き方に活かしていって欲しいと望むものである。


  
●「断絶」とは
 もはやエホバの証人の一人でありたいとは思わないと決意した人自身がとる行動と定義され
ている。それは、一つは「書面」により、もう一つは「行動」により断絶の意思表示をすること
ができる。

例えば次の場合は「断絶」が成立するだろう。
・自分はエホバの証人であることを望まない旨を記した手紙(書面) を提出する。
二人以上の証人の前で、その旨を伝える。(この場合は、当人の話を聞いた二人以上の
証人たちが、その旨を書面に記して、署名することにより断絶が成立する)
中立の道に反した行動を取る。(例えばある政党の党員になったり、選挙で投票したりした
場合)

  いずれにしても、この場合も審理委員会が開かれて、その問題に関する証拠を考慮し(事
実を確認し、断絶が有効かどうか判断される)、そして会衆への発表となる。

  では上で説明した「排斥」と「断絶」をうまく避けて、エホバの証人としての活動を静かに不活
発化していけば、自然消滅を達成できるのである。

  要約すれば、「排斥」にされるような原因があり審理委員会から呼び出されている場
合は出席しないこと、いわゆる悪行の認知をしないこと。
「排斥」にされる原因がない場合でも、訪問してきた証人や街角で出会った証人たちの
前で、「…(エホバの証人を)辞める…」ような内容の話しは一切しないことが重要であ
る。

  休みだすと必ず家庭訪問か電話があるので、出てしまった場合は「休みたい」・「疲れた
のでしばらくそっとしておいてほしい」・「燃え尽きた。しばらくは誰にも会いたくない」・「体
調が悪いから静かに養生したい」・「しばらくは何もしたくない」・「今は家族のことで頭が
いっぱい。しばらくそっとしておいてほしい」・「どうしても仕事を休めない。休むと家族が
路頭に迷う」など自分にふさわしい口実を準備し使うこと。その後はできるだけ居留守で逃げ
切ってください。

  人によってまた会衆によって異なるが、早くて半年、あるいは一年から三年くらいで完全に
抜けれるでしょう。
ちなみに私の場合は集会や奉仕にいかなくなってから三ヶ月くらいは頻繁に訪問がありました
が、一年くらい経過する頃には誰も来なくなりました。現在では一年に一回記念式のビラがポ
ストに入るくらいです。
他にもこのような方法で自然消滅を果たした方が何人もいます。
個々のケースにより、状況や背景が異なるので、もし具体的なアドバイスが必要な方は「相談
コーナー」からメールにてご相談ください。



その2.「ストーカー証人対策」フローチャート

ある方の投稿です。
「1人はやもめの姉妹、もう1人は2世の姉妹です。やり方は同じです。世代は違いますが。出て
くるまでピンポンを鳴らしまくる、それも連続で。借金の取立てのようです(経験ないですが)そ
れでも出てこないと窓から覗く。裏口へまわる。ドアを叩きながら「○○しまーい」「しまーい、し
まーい」と叫ぶ。私はその時本当に具合が悪くて寝ていました。たかが風邪でもさすがにこたえ
て、生きた心地がしませんでした。
風邪なら眠っていることも多いはず、そういう普通の常識が通じないのがエホバの証人です。
電話も数分おきに着信の嵐です。呼び出し音が鳴らない設定にして、留守電にも録音できない
ようにしておきました。それでも諦めません。やれやれです。」


  この投稿主のように現役証人による、自然消滅者への限度を超えた訪問に迷惑を蒙っ
たり不当な恐怖心を味わっている人もいるようです。
こんな時どうしたらいいのでしょうか?。実際は“励まし”と称する「ストーカー被害」にあって
いるのです。

● 借金の取立てのように夜訪問してきて大声で呼びまくる
● チャイムを異常なほど鳴らして出てこないなら庭や窓どこからでものぞく。
● 頻繁に異常なほどの回数で電話をかけてくる。

相手がノイローゼになるほどの電話や訪問は違法行為です。
 

  対策としてまず被害状況の記録を取ります。
                ↓
  ストーカー行為が毎日あるのなら毎日記録を取って下さい。
                ↓
  専用のノートを作って いつ?誰が?どんなことをしたのかを記録します。
                ↓
  臥せっているのに大声で「姉妹〜、姉妹〜」と叫ばれたらそれが世の一般人ではな  くて現役証人であることは明白です。
                ↓
  ですから個人を特定できなくても記録を取ってください。インターホンの録画機能を  使って録画されたものも証拠となります。
                ↓
  長老団に対しても、世の裁判でも証拠となるものです。口で被害を訴えるよりもはる  かに効力があるものです。
                 ↓
  ある程度記録が揃ったら、長老に苦情の申し出をします。



  さて、ここで気になることがあります。そうです、断絶と見なされないかという心配です。です
から、病気を理由に活動停止していると話はやりやすいです。病気を理由にしていなかった
人も病気をプラスしてもいいでしょう。

  記録を証拠として『病気で臥せっているのに度を越した訪問をされて非常に迷惑』と長老に
訴えることが可能です。

  長老に会うことがトラウマで苦痛であるならば、記録のコピーと書面で苦情を訴えるのも手
です。その際は病状の悪化に関してもしっかりと書きましょう。
 
  上記の方法でもまだ改善されない場合は、未信者のご主人・家族・親族といった方にお願
いして長老に直談判をしてもらう。その際にも記録を持参してもらう。未信者の家族なら常識に
訴えて抗議できるし、場合によったら訴える可能性もあると強行な態度を取ることもできる。
 

・未信者の家族・親族が抗議しても改善されない場合に取れる行動。

● 内容証明郵便を海老名支部に送る。[書く内容によったら断絶と見なされるので注意が必
要である。(注1)]

(注1)…あくまでどんな被害にあっているか、どのような迷惑行為を蒙っているかを記録のコピーと共に記すこと。「辞
めたいと思っている」や「もはや信じていない」「真理ではないのではないか」などの文言は当然ながら避けること)

● 各関係機関へ被害を訴える。

● 宗教問題に詳しいジャーナリストに相談する。



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