《特別寄稿G》

「休暇届」

 ものみの塔という宗教組織に一旦入ってしまうと中々辞められない。唯一公式に辞める方法は「断絶」するか「排
斥」にされるかだけである。
しかしこの二つの方法は自尊心をひどく傷つけられとても耐えられるものではない。それに「排斥」にされるほどのこ
ともしていないし、背教者扱いにも等しい「断絶」を申し出るほどのこともしたくない。第一そんなことすれば道で出会
っても徹底無視されるだけである。
では、このような方法はどうか。「休暇届」を出すのである。

「手紙」や「メモ」程度の書面で提出してもかまわないし、口頭で、あるいは直接会いたくなければ電話やメールでも
かまわない。要するに「これこれの事情でしばらく集会も奉仕も参加できない。こちらから連絡するまで、だれも訪問
しないでほしい」などという内容を会衆の長老に意思表示することである。


以下、書式を考えてみた。

     休 暇 届

○○兄弟(会衆の主宰監督の名前)

集会・奉仕などの活動を少しの間休ませていただきます。

理由は、体調不良のため。
(ここはなんでもよい。経済的な理由のために余分な仕事をしなければならない・痴呆症の親の面倒を見なければな
らない・学生の本分は勉強なので学業を優先させたいなど)。

最近は心身ともに不調です。医者に見てもらっていますが絶対安静を言い付けられました。

まずは健康な体を取り戻さなければ、神聖な奉仕を捧げることはできないと思います。

再び交われるようになれば、私のほうから集会に出向きます。

それまで圧力に感じるので誰も訪問したり、電話をかけたりしないでください。

それまではそっとしておいてください。

よろしくお願いします。

      名前 ○□△☆


もちろん「休暇届」という制度はエホバの証人には無いが、なければ、こちらから強引に作ればいい。要するに、しば
らく休む。こちらから連絡するまで誰も訪問してくれるな。今はそっとしておいてくれ。この約束が守られないと壊れて
しまう。壊れたら責任を追求する。などという意思表示をして交わりを絶つのである。
一つの方法として試してみては如何か。


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