《自然消滅準備・実行編》
Q1.自然消滅を実行するには、まず手始めに何からすればいいのでしょう
か?
 
 (ジョン・マーシャル) 
 まず、綿密な計画を練ることでしょう。聖書でも「塔を建てるにはまず、座って費用を計算せよ」と教えている。もっと
も理想的な行動ができるように、何度もシュミレーションを繰り返し、最善な方法を選んで下さい。これができれば、ほ
ぼ成功したも同然。
私の場合は、「最低限の仁義は果たす」をモットーに、神権学校の割り当てを長老に突っ返し、神権学校に穴は開け
ませんでした。これをやっておくと、他の長老や僕も何も言ってきません。呼び出して、泣き落としをかけてきた唯一
の僕も、私が疑問点を理路整然と語るので、「ああなってはどうしようもない」とつぶやいていたとか。
    
 (諸 星) 
 「疲れた」とか「体調が悪い」などを理由にされて集会や奉仕時間を徐々に減らされたらよいでしょう。そのさいある
程度演技力が必要で、本当に疲れたふりをして言うなら効果的です。会衆内の親しい人たちには「自分は燃え尽き
てしまった。少し休みたい」と言っておくのもひとつの方法です。それは必ず長老の耳に入るからです。そうすればあ
まり疑われずにすみますし、「しばらくそっとしておこう」ということで、家庭訪問も少なくなるかもしれません。その際
の注意点は、決して組織に疑問を持っていることや不平などは口にしない、ということです。

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Q2.集会や奉仕を休みだすと牧羊訪問をされそうなんでが?。また何回も牧
羊訪問されて神経がまいりそうなんですが?

 (ジョン・マーシャル) 
 牧羊訪問に来ても会わなければいいだけです。JWを辞めた後は、会わなければならない義務はありません。あま
りにしつこい場合は、住居侵入罪や強要罪で告訴するという強硬手段に出た方がいいと思います。電話はすべて録
音しておく、手紙もすべて整理して保存しておく、家に無理矢理入ってきたら、その様子をビデオで録画する、そのく
らいの慎重さは欠かせません。
また精神的にダメージを受けるまで牧羊訪問を繰り返し受ける義務なんてありません。ここまで来たら、傷害罪で告
訴できます。絶対に負けないで下さい。

 (諸 星) 
 「疲れているので、そっとしておいてほしい」と最初の訪問で言うことです。
または牧羊訪問される前に、親しい人にお願いして会衆の長老に対する伝言として、そう伝えてもらうのも一つの方
法です。
また、実際に家に来られても、頑として会わないことです。何回か訪問しても会えなかったら、良識ある普通の長老
ならだいたい察してくれます。あなたには会わなければならない責務は少しもありませんし、会わなくても排斥にはな
りません。また会うといらぬ情も沸いてくるかも知れず、いらぬことまで言ってしまう危険もあります。「君子危うきに近
寄らず」です。

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Q3.自然消滅をする場合、年をとりすぎていて遅すぎるということはあるので
しょうか?

 (ジョン・マーシャル) 
 ありません。いくつになっても、自由になれます。「健康で文化的な最低限度の生活」を保障する責任は国家にあり
ます。いざとなったら公的扶助を遠慮なく使って下さい。経済的な問題がなんとかなったら、あとは何とでもなります。

 (諸 星) 
 辞めたい、組織から離れたい、エホバの証人の様々な活動から身を引きたいという気持ちがおありなら、年齢は関
係ありません。いくらでも、人生の再出発はできます。しかし私の経験から言えることは、離れるなら一日でも一時間
でも早いほうが良いということです。辞める前後には様々な精神的な葛藤が襲ってきます。それから立ち直るには一
時間でも早く離れたほうが、それだけ回復も早くなるからです。一旦回復したなら「普通の生活」を楽しみましょう。不
安を感じるかもしれませんが、「歩いていると道は見えてくる」ものです。

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Q4.自然消滅をする場合後ろめたさを感じる必要はあるのでしょうか? 

 (ジョン・マーシャル) 
 まったくありません。そもそも、ある宗教を信じ、または信じている宗教を辞めるのは、当然の権利です。貴方の親
(又は祖父母)は、この権利を行使してJWになったのですから。子又は孫がJWを辞めても、誰からも非難されたり
する筋合いはありませんし、後ろめたく感じる必要は全くないのです。

 (諸 星) 
 そもそも「後ろめたい」と感じる理由は何でしょうか?。基本的に何を信じ何を信じなくなるかは、あなたの自由で憲法
にも保障されています。是非気付いてほしいのですが「後ろめたい」と感じるのもマインドコントロールの一種なので
す。今まで集会やものみの塔研究などで、散々「裏切り者」とか「ユダ・イスカリオテ」というイメージを刷り込まれてき
たからなんです。つまり「悪いイメージ」を植えつけられているのです。まともな宗教はどこも出入り自由です。カルト宗
教ほど出るのは難しいといわれています。あなたの生活、あなたの健康、あなたの家族、あなたの人生、こちらのほ
うが大切ではありませんか?正々堂々と自然消滅しましょう。

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Q5.自然消滅は、背教者扱いされませんか?。また実際に自然消滅をする
と、組織からどんな扱いをされますか?

  (ジョン・マーシャル) 
 これは自然消滅の方法次第です。長老に鉄拳をくらわして辞めると、背教者扱いになる可能性がありますが、フェ
ードアウトなら不活発の扱いになると思われます。

 (諸 星) 
 自然消滅は背教者扱いされません。ただし、その過程で「他の宗教を信じている」とか「組織の教えに疑問を持って
いる」などのようなことを話すと可能性は出てきます。ですから、あくまで「体調が悪い」とか「疲れた」とか「忙しい」
「家庭の事情で」などの理由で押し通してください。
実際に自然消滅すると、「不活発」扱いです。他に何もありません。
半年に一度ある巡回訪問の際、海老名に送られる「会衆の報告」では「新伝道者○人」「バブテスマ○人」「不定期
○人」「不活発○人」という具合に人数だけが報告されて名前などの個人情報が報告されることはありません。安心
してください。

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Q6.一世の親です。自然消滅を目指したいのですが二世の子供達がいま
す。子供達も辞めさせた方がいいのでしょうか?

 (ジョン・マーシャル)
 子どもは独立した別人格です。貴方が辞めると判断した理由を子どもに提示して、子どもの判断に任せて下さい。
ただ、間違いに気づいてから辞めると決心するまでタイムラグがあります。絶対に焦らないで下さい。

 (諸 星)
 何事も強制はよくないと思いますね。お子さんがまだ小さいのなら、お子さんも一緒に何かと用事を作って、少しず
つ集会や伝道などの活動を減らしていけばいいと思います。その過程の中で、少しずつ親としての新たな考えを話し
て行かれたらいいでしょう。成人されているなら、大人として扱いなぜエホバの証人を辞めるのかその理由を、よく話
し合われて後はお子さんの判断に任せられてもよいと思います。

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Q7.エホバの証人を辞めたいのですが、今まで築いた人間関係はどうなる
のでしょうか?

  (ジョン・マーシャル)
 夫の仕事が転勤の多い職種なら、3年ごとに人間関係がリセットされるようなものです。それに比べたら、一度人間
関係がリセットになってしまうとしても、恐れるに足りません。

 (諸 星)
 「排斥」「断絶」でない限り、普通のお付き合いはできます。街で出会っても逃げ隠れする必要は全くありません。ニ
コニコして会釈ぐらいしてあげましょう。あなたが活き活きしていれば、向こうのほうから話しかけてきて宗教抜きの新
たな人間関係を結ぶことも可能です。

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Q8.世でどうやって友達を作ったらいいのでしょうか?

 (ジョン・マーシャル)
 出会い系サイトはやらない方がいいと思います。(笑)
パート・アルバイトでも人間関係は開けます。専門学校や短大・大学に行く手もあります。
ボランティア活動もいかがでしょうか?

 (諸 星)
 新たな人間関係を構築することを楽しまれるのはどうでしょうか。人間は本来淋しがり屋にできていると思います。
ですから、人が多いところ、人が集まっているところに行きたくなるのです。エホバの証人というのは、孤独がいやだ
から、集まって淋しさを癒していた面もあったと思います。しかし、外面のにぎやかさと内面の淋しさとは違うのです。
これからは近所の人、親戚、幼馴染、職場の同僚、学校の友達などなど、何でもいいからちょっとしたことでも気軽に
「相談」するのはどうでしょう。相談すれば知恵が集まり、友も増えます。そういうときに気付くのは、人は親切で、優
しいものだということです。そういうことを何回もしているうちに新たな人間関係が構築され、その中から「親友」「刎頚
の友」も見出すことができるでしょう。組織が教えるように「世の人」は悪い人ばかりではありません。エホバの証人の
世界と同じで誠実な人もいれば、困った人もいます。どこも同じです。

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Q9.組織から離れるとエホバからの罰が下されませんか?

 (ジョン・マーシャル)
 辞めてから約10年経ちますが、今のところ、天罰は無いです。あったら追って報告します。

 (諸 星)
 「エホバは愛ある神」と教わっていなかったですか? 「善良なる者の上にも、邪悪な者の上にも等しく恵みの雨」を
降らせる方です(笑)。組織から離れたからといって罰を下されるようでは神ではありません。私も天罰どころか大変幸
せにかつ自由に快適に日々過ごさせていただいています。このことに感謝しています。

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Q10.仲の良い若者にこのサイトの事を教えてあげた方がいいでしょうか?

 (ジョン・マーシャル) 
 これは相手によりますね。聞く耳を持つ相手なら、いいでしょうが。

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Q11.自分は二世ですが、現役の親のことが気に掛かります。どんな風に考
えたらよいでしょう か?

 (野 中) 
 個人的な見解ですが,親と話し合っても直ぐに理解してもらうのは,非常に難しいと思います。ただ,時間をかけ
て,じっくりゆっくり取り組んでいくのが最も確実で実効的ではないかと考えます。見方を変えれば,いままで数十年
にも渡って信じてきた事を捨て去るわけですから,そう簡単に行かないのは,自明の理です。

 (諸 星) 
 親は親、自分は自分と割り切ることです。親とあなたは別個の人格です。あなたの信じる道を進めばいいのです。
それがエホバの証人を続けることなら、それでよし。信じられなくて辞めたいのなら、親は親として、あなたは自分の
人生の選択をすればいいことだけです。あとで取り返しのつかない後悔をするよりも、どうぞ現役の親のことよりも、あ
なたの信じる道を歩みなさい。エホバの証人を辞めても、別の形で親孝行や親への気遣いはいくらでも示せます。

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Q12.親族がほとんどJWですが、実際に自然消滅は可能でしょうか?ま
た、まだ組織にとどまっている身内とどのように接したらよいでしょうか? 

 (野 中)
 そういうケースは極めて稀なケースであると考えますが,決して無理ではないと考えます。
というのは,親・兄弟に関して言えば,自分が未成年であるならともかく,成人して善悪の判断が出来る年齢にある
場合には,そこまで引き止めはしないでしょう。
そこまでされるのだったら,身内であっても相当な覚悟を決めて戦うしか選択肢は無いと思います。

 (諸 星)
  親戚中がエホバの証人であっても自然消滅は可能です。何も後ろめたく思う必要はありません。離れて行く際に巧
みさは必要ですが、「これは真理ではない」と確信したなら、もはや自分を欺いてまで続ける必要はありません。正々
堂々と自然消滅を実行してください。
また離れた後も、ごく普通に接したらいいと思います。

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